ギターは多くの自治体で粗大ごみとして処分できます。ただし、自治体によってはごみの区分が異なるため、必ずご自身がお住いの自治体のルールを確認しておきましょう。ほかにもリサイクルや不用品回収などでも手放せますが、いずれも処分費用が掛かります。

 

費用をかけずに処分したいのなら、売却も視野に入れて検討してみてください。今回はギターの捨て方や処分方法を紹介します。

 

ギターの捨て方

ギターは主に3つの方法で処分できます。

 

• ・粗大ごみとして捨てる
• ・リサイクル品として処分する
• ・不用品回収会社に依頼する

 

それぞれどのような方法で実施するのか紹介します。

 

粗大ごみとして捨てる

 

多くの自治体では、ギターを可燃ごみや不燃ごみではなく、粗大ごみとして受け付けています。例えば、神奈川県横浜市は、ギターとギターケースを粗大ごみに分類しており、処分に200円の手数料が掛かります（2025年2月現在）。

 

参考：横浜市ごみ分別辞典「MIctionary（ミクショナリー）」 | ごみと資源物の出し方一覧表

 

粗大ごみの処分方法は地域によって異なるため、事前に自治体のホームページなどで確認しておくとスムーズです。

 

リサイクル品として処分する

 

自治体によっては、ギターをリサイクル品として処分できる場合があります。実際に大阪府大阪市では、エレキギターが小型家電リサイクルの回収対象として扱われています。

 

小型家電リサイクルとは、不要になった小型家電を自治体や民間事業者が回収し、リサイクルする取り組みのことです。利用する際は、リサイクル業者への事前申込み、後日宅配便で発送します。

 

処分には費用が掛かり、大阪市の場合は段ボール1箱あたり493円の手数料が必要です。代引きを利用する場合は、218円の手数料も発生します（いずれも税込）。

 

参考：大阪市：品目別収集区分一覧表（50音順） （…>ごみとリサイクル>ごみ処理とリサイクルの知識）

 

不用品回収会社に依頼する

 

ギター以外にもシールドやスタンド、アンプなどの周辺アイテムをまとめて処分したい場合は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。ごみとして捨てるよりも分別の手間が省けるため、急いで処分したい時や手間をかけたくないたいときにおすすめです。

 

ただし、基本的には処分費用が掛かり、料金設定も業者によって大きく異なります。また、一般廃棄物処理業の許可を得ていない悪質な業者も存在し、場合によっては法外な料金を請求されるリスクもあるでしょう。

 

信頼できる業者を選ぶためにも、ホームページや口コミ、実績などを事前にチェックしておくことが大切です。

 

ギターの捨てる以外の処分方法

ギターがまだ使える状態であれば、売却や譲渡でも処分できます。これらの方法なら処分費が掛かりません。

 

売却する

 

ギターの売却先には下記の候補があげられます。

 

• ・買取専門店に売却する
• ・リサイクルショップに売却する
• ・楽器店に下取りに出す

 

それぞれの特徴や手順を紹介します。

 

買取専門店に売却する

 

ギター買取専門店なら、商品知識豊富なスタッフによる適正な査定が期待できます。相場より安く買いたたかれる心配も少ないでしょう。多少の傷や欠品など、他店では断られるような状態でも買い取ってもらいやすいのも特徴です。

 

また、個人売買のようなトラブルに巻き込まれるリスクも少ないので、安心して取引できます。近隣にギターの専門店が無いなら、お住いのエリアに対応した宅配買取専門店がおすすめです。

 

＞＞アンコールズについて詳しく見てみる

 

リサイクルショップに売却する

 

近所にリサイクルショップがあれば、そこにギターを持ち込んで売却できます。ただし、一般的なリサイクルショップだと、査定スタッフにギターの専門知識がない場合も考えられます。

 

特に限定モデルやレアものの場合、相場より安い価格で買い取られてしまうリスクも高いでしょう。そもそもギター自体の取り扱いがないケースも多いため、気になる方は一度確認しておくと安心です。

 

楽器店に下取りに出す

 

下取りに出せば不要なギターを処分しながら、そのまま新しいギターの購入費用に充てられます。ただし、下取りだからといって必ずしも高値で買い取ってもらえるわけではありません。ギターの状態によっては、単体で売却したほうが高く売れる場合もあります。

 

ギターを少しでも高く売りたい場合は、ほかの方法も検討してみてください。

 

個人売買で売却する

 

ヤフオクやメルカリなどのフリマアプリやオークションを利用すれば、個人間でギターを売買できます。業者を介さずに取引できるので、希望の金額で売却しやすいでしょう。

 

ただし、人気のないギターや相場より高い価格で出品すると、売れ残ってしまうリスクが高くなります。さらに、個人間取引によるトラブルが生じるケースも少なくありません。

 

確実かつ安全にギターを処分したいなら、買取専門店などの利用もあわせて検討しておくと良いでしょう。

 

知人や友人に譲る

 

周囲にギターを必要としている知人や友人がいるなら、譲渡する方法もあります。条件が合えば、お金のやり取りなしで手軽にギターを手放せるでしょう。

 

身近に譲渡先が見つからない場合は、SNSを活用して貰い手を募集するのも方法です。ただし、知らない人同士のやり取りになるため、トラブルにつながる可能性はゼロではありません。不安な方は譲渡以外の方法も検討してみてください。

 

ギターの捨て方に関するよくある質問

ギターを捨てる際に気になる内容とその回答を紹介します。

 

ギター弦の捨て方は？

 

前述のとおりギターは基本的に粗大ごみとして処分できますが、弦の扱いは自治体によって異なります。例えば、神奈川県横浜市では金属製の弦は小さな金属類、ナイロン弦などは燃えるごみに分別するよう定められています。

 

同様に、ギター関連アイテムの処分区分は以下の通りです。

 

品目	ごみの種類
ギター本体	粗大ごみ
ギター弦	燃やすごみ ※金属製のものは小さな金属類
ギターアンプ	燃やすごみ ※50cm以上のものは粗大ごみへ
ギターケース	粗大ごみ ※ソフトケース(たためるもの)はたたんで燃やすごみへ
ギター弦	燃やすごみ ※金属製のものは小さな金属類

参考：横浜市ごみ分別辞典「MIctionary（ミクショナリー）」 | ごみと資源物の出し方一覧表

 

このようにパーツごとに捨て方が異なるため、分別方法が不明な場合は、直接問い合わせると確実です。手間を惜しまずきちんと分別してから捨てるよう心掛けましょう。

 

壊れたギターの捨て方は？

 

多くの自治体では、ギターが壊れているかどうかに関わらず、同じ区分で回収しています。

また、ボリュームノブが取れているだけといった軽度な故障であれば、修理して売却することも可能です。

 

アコギとエレキで捨て方に違いはある？

 

アコースティックギターとエレキギターの処分方法に大きな違いはありません。どちらも基本的には粗大ごみとして扱われるケースがほとんどです。実際に横浜市でもアコギとエレキを区別せず、「ギター」として一括で粗大ごみに分類しています。

引用：横浜市ごみ分別辞典「MIctionary（ミクショナリー）」 | ごみと資源物の出し方一覧表

 

一方、静岡市では木製やプラスチック製のギターに限り、1m未満のものは可燃ごみとして処分できます。

 

引用：楽器（リコーダー、尺八、ギター、バイオリン、ハープ、琴等）＜プラスチック製、木製＞／静岡市公式ホームページ

 

気になる人はギターの種類だけでなく、素材や自治体ごとの規定も確認しておきましょう。

 

ギターを無料で捨てる方法は？

 

ギターを可燃ごみや不燃ごみとして捨てれば無料で処分できます。そのままでは粗大ごみに該当するため、分解や解体をして木製パーツを可燃ごみ、金属パーツを不燃ごみに分別する必要があります。

 

また、分解せずに捨てられる場合でも、大きさに制限があることがほとんどです。場合によってはギターをバラバラに解体しなければならないでしょう。分解や解体が面倒なら、ギターを売却するとお金をかけずに手放せます。

 

まとめ

ギターはごみとして捨てる以外にも、リサイクルや不用品回収、売却などで手放せます。まだ使える状態なら、売却すると処分費用を抑えながら現金化もできておすすめです。

 

近くにギター買取を実施しているお店が無いなら、宅配買取専門店に依頼すると、自宅に居ながら専門家の査定が受けられます。

 

宅配買取専門店のアンコールズでは、エレキギターを強化買取中です。査定料や送料、キャンセル料もかからないため、お金をかけずにギターを処分できます。手放したいギターがあれば、ぜひ一度ご相談ください。

 

＞＞アンコールズについて詳しく見てみる