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ギターエフェクターのブルースドライバーとは?選び方とおすすめ機種を解説
2026.05.27
2026.05.27

BD-2 Blues Driver(ブルースドライバー)は、ギターを始めたばかりの方からプロの現場まで使われるオーバードライブエフェクターの名機です。
そのためオリジナルモデルだけでなく、クローンモデルも多く存在しています。ブルースドライバー系のエフェクターを選ぶのなら、サウンドのキャラクターを理解した上で、サイズや価格に注目してみてください。
エフェクター選びに迷っているなら、まずはこの一台を知ることから始めましょう。今回は、なぜこれほどまでに多くのギタリストに選ばれ続けているのか、その理由と選び方のポイントを詳しくご紹介します。
ギターエフェクターのブルースドライバーとは?

BOSSのBD-2 Blues Driverは、1995年の登場以来、ジャンルを問わず愛されている定番のオーバードライブエフェクターです。名前に「ブルース」と冠されていますが、実際にはロック、パンク、ポップスなど、あらゆる音楽ジャンルで幅広く使用できます。
真空管アンプをフルアップさせたような自然な歪みと、弾き手のピッキングの強弱がそのまま音に反映されるレスポンスの高さが人気の理由です。
さらにゲインの幅も広いため、繊細なクリーンブーストから、ファズに近い激しい歪みまでこの一台でカバーできます。
ほかにも、ギターのボリューム操作ひとつで表情豊かな演奏を可能にする、表現力の高さも魅力です。
ブルースドライバー系エフェクターの選び方
ブルースドライバーを選ぶ際は下記のポイントに注目してみてください。
- サウンドのキャラクター
- サイズ
- 価格
- ジャンル
サウンドのキャラクター
オリジナルのBD-2は、歪みの量を上げると低域がタイトになり、少し音が細くなるという特性を持っています。この「細さ」を武器にするのであれば、本家ブルースドライバーがおすすめです。アンサンブルの中で他の楽器と音が被らず、カッティングが鮮明に際立ちます。
低音の「太さ」を補いたいのであれば、BD-2Wがおすすめです。ローエンドを補正するため、シングルコイルのギターを使用しても音が細くなりすぎません。
また、ピッキングした瞬間の「音の立ち上がり」も重要な比較ポイントです。反応速度を重視するなら、パーツを厳選して信号経路を短くしたKeeleyなどのハイエンドモデルが適しています。
サイズ
エフェクター選びでは、ペダルボードの面積と踏みやすさのバランスも重要です。まずは、自分がどのようなステージ環境で演奏するのかをイメージして、最適な筐体サイズを選びましょう。
標準的なBOSSサイズ(幅73mm × 奥行き129mm × 高さ59mm)は、省スペースで操作性のバランスが取れたモデルで、初心者にもおすすめです。
重量も400g前後あり、激しいライブパフォーマンスでもズレにくい安定感が魅力となっています。万が一の電源トラブル時に、電池駆動で対応できるのもこのサイズの強みです。
取り回しやすさを重視するなら、より小さなミニサイズもおすすめです。高さを抑えたい場合には、Keeleyなどの薄型ブティックサイズが適しています。BOSSよりも一回り小さく背が低いため、底上げしてもエフェクターケースのフタに干渉しにくいメリットもあります。
価格
エフェクターの価格差は、単なるブランド代ではなく、信頼性やパーツの精度にも直結します。予算と使用目的に合わせて、どの価格帯が自分にとって最も合理的かを判断することが大切です。
1万円未満の低価格帯モデルは、BD-2のキャラクターが自分に合うかどうかを試したい初心者に最適です。サウンド面で本家を再現しているものも多いですが、ジャックなどの消耗パーツが簡素なため、長期にわたるハードな使用にはあまり向きません。
2万円ほどの価格帯は、BOSS製品に代表されるように、過酷なツアーにも耐える堅牢性を備えたモデルを選びやすくなります。さらに手放す際のリセールバリューが高いモデルが多いのも特徴です。
3万円を超える高価格帯モデルは、よりノイズが少なく、高機能なモデルも選択肢に入りやすくなります。最初は1〜2円台のモデルを中心に検討すると、性能と価格のバランスがとれたモデルを選びやすくおすすめです。
ジャンル
求める音楽ジャンルによって、選ぶべきモデルの方向性は異なります。自分のプレイスタイルを再確認し、理想のトーンに近いモデルを選びましょう。
邦楽ポップスやギターロックを演奏するなら、本家BD-2がおすすめです。ジャリッとした鋭い高域でギターの存在感をより際立たせます。
ブルース、フュージョン、現代的なポップスを演奏するのであれば、BD-2Wやブティック系のモデルも候補にあがります。
ピッキングの強弱への反応がより滑らかで、低域の鳴りも豊かなため、ソロ演奏で音が細くなる心配もありません。
おすすめのブルースドライバー系エフェクター8選
ここではおすすめのブルースドライバー系のエフェクターを8つ紹介します。
ROWIN BLUESY

引用:Bluesy
ROWIN BLUESYは、ビンテージの真空管アンプを彷彿とさせる、豊かでダイナミックな表現力が特徴のオーバードライブです。
コンパクトなアルミ合金製のボディに、音域の広いNORMALモードと中低域に厚みを持たせるFATモードの2種類を搭載。繊細なリード演奏から力強いリズムまで幅広く対応します。トゥルーバイパス設計により、エフェクトOFF時の音質劣化も防ぐコストパフォーマンスに優れた一台です。
| 名称 | BLUESY |
| 価格 | – |
| 音の傾向 | 暖かみがありレンジの広いオーバードライブサウンドが特徴。 |
| サイズ | 44W × 95D × 48H mm |
※2026年5月現在
TC Electronic Cinders Overdrive

引用:CINDERS OVERDRIVE | TC Electronic
TC ElectronicのCinders Overdriveは、真空管アンプのような温かみのある歪みを再現したアナログ回路のペダルです。広いゲインレンジを持ち、ピッキングの強弱やギターのボリューム操作に敏感に反応する高い表現力が魅力です。
また、深く歪ませても和音の響きがクリアで、ブルースやロックに最適な透明感のあるサウンドが得られます。
| 名称 | Cinders Overdrive |
| 価格 | – |
| 音の傾向 | 真空管アンプが自然にドライブしたような、透明感のある温かい歪み。 |
| サイズ | 58W × 132D × 74H mm |
※2026年5月現在
Mooer Blues Mood

Mooer Blues Moodは、幅広い周波数帯域に対応するギター用オーバードライブです。アンプライクなトーンと優れた反応性が特徴で、低音域が豊かなためベースでの使用も推奨されています。
明るく伝統的な歪みのBrightモードと、低域を補強しリッチに響くFatモードをそれぞれ搭載。楽曲や楽器に合わせた柔軟な音作りができます。超小型の筐体にトゥルーバイパス仕様を備えた利便性の高い一台です。
| 名称 | Blues Mood |
| 価格 | 10,780円(税込み) |
| 音の傾向 | 幅広い周波数帯域に対応したアンプライクなブルースサウンド。 |
| サイズ | 42W × 93.5D × 52H mm |
※2026年5月現在
BOSS BD-2 Blues Driver

引用:BD-2
BOSS BD-2 Blues Driverは、真空管アンプのような自然な歪みと粘りのあるサステインが特徴のオーバードライブです。ピッキングの強弱やギターのボリューム操作に非常に敏感に反応し、繊えるクリーンから激しいディストーションまで手元で自在にコントロールできます。
また、音の輪郭を保ったままブーストできるため、ジャンルを問わず幅広いスタイルに対応可能です。
| 名称 | BD-2 Blues Driver |
| 価格 | 13,200円(税込み) |
| 音の傾向 | ピッキング・ニュアンスの反応が良く、真空管アンプのような自然な歪みが得られる。 |
| サイズ | 73W × 129D × 59H mm |
※2026年5月現在
Keeley Super Phat Mod

引用:Super Phat Mod – Keeley Electronics Guitar Effects Pedals
KeeleyのSuper Phat Modは、名機Blues Driver의 モディファイで培われた技術を基に、厳選されたJFETを用いて真空管アンプのような自然な歪みを再現したオーバードライブです。
ピッキングの強弱やギターのボリューム操作に極めて敏感に反応する高いダイナミクスが特徴で、透明感のあるトーンを実現。トグルスイッチにより低域を補強するPhatモードへの切り替えも可能で、あらゆるジャンルで重宝する一台です。
| 名称 | Super Phat Mod |
| 価格 | – |
| 音の傾向 | 真空管アンプのような自然なコンプレッション感と透明感のあるオーバードライブサウンド |
| サイズ | 60W × 112D × 51H mm |
※2026年5月現在
BOSS BD-2W Blues Driver

引用:BD-2W
BD-2W Blues Driverは、世界的な定番オーバードライブであるBD-2を熟練のエンジニアが特別にカスタマイズした「技 WAZA CRAFT」シリーズのモデルです。一つひとつのパーツを厳選したフルアナログの完全ディスクリート構成回路を採用。
スタンダードとカスタムの2つのモードを搭載しており、スタンダードでは往年の澄んだクランチ、カスタムではピッキングに鋭く反応する粘り強い重厚なサウンドを楽しめます。
| 名称 | BD-2W Blues Driver |
| 価格 | 22,000円(税込み) |
| 音の傾向 | ピッキングのニュアンスに忠実で、繊細なクランチから図太く粘りのあるドライブサウンドまで対応 |
| サイズ | 73W × 129D × 59H mm |
※2026年5月現在
Fulltone OCDv2

FulltoneのOCDv2は、独自のJFETオペアンプとMOSFETクリッピングを組み合わせることで、真空管アンプのような自然な歪みと広いダイナミックレンジを実現したオーバードライブです。入力インピーダンスの向上により音の明瞭度が高まっており、ピッキングの強弱に繊細に反応します。
また、新たに搭載されたバッファ機能により、ペダルの接続順を問わず一貫したサウンドと豊かな倍音を得られます。
| 名称 | OCDv2 |
| 価格 | 36,300円(税込み) |
| 音の傾向 | 真空管アンプのような自然な歪みと広いダイナミックレンジが特徴。 |
| サイズ | 71W × 112D × 48H mm |
※2026年5月現在
Mad Professor Royal Blue Overdrive

引用:Royal Blue Overdrive|Mad Professor Amplification 国内公式サイト
Mad ProfessorのRoyal Blue Overdriveは、クリーンブーストから心地よいディストーションまでをカバーする、透明感の高いオーバードライブです。フィルタリングを最小限に抑えることで、ギター本来のトーンをキープ。
ピッキングの強弱やギター側のボリューム操作に敏感に反応する高い表現力を備えています。ブーストとカットが可能な独立した高低域のEQにより、アンプの特性に合わせた緻密な音作りも簡単です。
| 名称 | Royal Blue Overdrive |
| 価格 | – |
| 音の傾向 | フィルタリングを抑えた透明感のあるトーン。 |
| サイズ | – |
※2026年5月現在
ブルースドライバーに関するよくある質問
ブルースドライバーに関するよくある質問とその回答を紹介します。
ブルースドライバーは何系のエフェクター?
ブルースドライバーは、分類上はオーバードライブに属しますが、その中でも「アンプライク系」として知られています。真空管アンプのボリュームを上げたような自然な歪みと、繊細なタッチに敏感に反応する表現力が特徴です。
一方、全帯域でレンジが広く、ギター本来の個性を活かせるため、近年では「トランスペアレント系」に近い文脈で語られることも少なくありません。
オーバードライブエフェクターについては次の記事でまとめています。こちらも参考にしてみてください。
エレキギターのオーバードライブエフェクター7選!選び方や使い方も紹介!
ブルースドライバーはなぜ人気?
ブルースドライバーが人気の理由には、人気の理由には、表現力の高さや万能性、音色があげられます。
特に足元のスイッチを切り替えずとも、手元のタッチだけでクリーンから激しい歪みまでを自在に操れる操作感は、まるで真空管アンプのような反応性です。
また、クリーンブースターから、深く歪ませたディストーションサウンドまでこなせる器用さも魅力です。
ほかのペダルでは決して得られない「ジャリッ」とした独特のエッジ感は、日本のロックシーンをはじめとする数々の名盤を支えてきました。安価で頑丈、かつプロと同じ音が出ることから現在も多くのギタリストが愛用しています。
ブルースドライバーのおすすめの組み合わせは?
ブルースドライバーは単体でも優秀なエフェクターですが、他の機材と組み合わせることでその真価をさらに発揮します。
最も定番の組み合わせは、中域が豊かな「TS系(チューブスクリーマー)」との併用です。BD-2の前段にTS系を配置することで、ブルースドライバー特有の鋭いサウンドに「粘り」と「太さ」が加わります。これにより、アンサンブルに埋もれない上質なリードトーンを作り出せます。
また、音の細さが気になる場合には「EPブースター」などのクリーンブースターもおすすめです。サウンドに艶やかな高級感が加わり、弱点を補うことができます。
アンプについては反応の良さを活かし、スタジオ定番の「JC-120(ジャズコ)」と組み合わせるのも定番です。トランジスタアンプ特有の硬い音を、温かみのあるロックサウンドに変えられます。
BD-2とBD-2Wの違いは?
通常モデルの「BD-2」と、技クラフトシリーズの「BD-2W」の主な違いは、主な違いは、「音色の選択肢」と「回路」にあります。
BD-2は、発売以来変わることのない荒々しく鋭いエッジ感が特徴です。コストパフォーマンスに優れており、まさに「ロックを象徴する一台」として完成されています。一方でBD-2Wは、熟練のエンジニアが再設計したフルアナログ回路を搭載しており、劇的な低ノイズ化を実現しました。
また、BD-2Wのみに搭載されている「カスタムモード」をONにすると、BD-2の弱点とされることの多い「音の細さ」が解消され、中低域に粘りのある図太いサウンドへと変化します。
予算を抑えて定番のキレを求めるのであればBD-2、日本製の上質なトーンと太いサウンドの両立を求めるのであればBD-2Wを選択するのがおすすめです。
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「encores」のAry(アリー)です。
アコギ歴20年越え!
ローズウッドの香りが大好物で、よくサウンドホールに顔を埋めております。