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ギターエフェクターのエコーとは?ディレイ・リバーブとの違い
2026.05.27
2026.05.27

ギターエフェクターのエコーを使えば、平坦なギターサウンドに立体的な奥行きが加わり、レトロで温かみのある質感を演出できます。
エコーを選ぶ際は、「音の劣化具合」や「揺らぎ」が再現できるかどうかに注目しましょう。機能や価格も意識すると、自分に合ったモデルを選びやすくなります。
今回は、エコーの概要やディレイ・リバーブとの違い、アンコールズが選ぶおすすめのモデルを紹介します。
ギターエフェクターのエコーとは?
| 特徴 | エコー | ディレイ | リバーブ |
| 音の質感 | 温かみがあり、次第にこもる | クリアで原音に忠実なサウンド | 複雑に混ざり合った残響を与える |
| 主な目的 | 音の質感を変える、幻想的な雰囲気の演出 | リズムを構築する、音に厚みを出す | 空間の広さを演出、サウンドを馴染ませる |
| おすすめのジャンル | ロカビリー、サイケデリック、ダブ | 現代ロック、ポップス、U2系、メタルのソロ | ブルース、ジャズ、アンビエント、シューゲイザー |
ギターのエコーは、弾いた音を録音して数ミリ秒から数秒後に再生することで、やまびこのような反復効果を与えるエフェクターです。
基本的には、音を遅らせる時間を示す「タイム」、繰り返しの回数を決める「フィードバック」、原音とエコー音のバランスを調整する「ミックス」という3つの要素で音を作ります。
設定を短くして音に厚みを与えたり、長く設定して幻想的で壮大な空間を演出したりと、活用方法はさまざまです。さらにフィードバックを限界まで上げれば、音が重なり破綻していく「発振」というノイズ効果も得られます。
シューゲイザーの深い没入感やダブのトリッピーな空間作り、ロックソロに奥行きを与える役割など、さまざまなジャンルや場面で用いられるのも特徴です。
エコーとディレイの違い
「エコー」という名称は、磁気テープを回転させて物理的に録音・再生を行っていた時代の呼び名に由来しています。
テープの摩擦や劣化によって、繰り返される音が徐々にこもったり揺らいだりする「温かみのある劣化」が特徴です。現在ではヴィンテージ風の質感を求める際に使われています。
対して「ディレイ」は、デジタル技術の発展に伴って定着した言葉です。入力された音をそのまま忠実に、劣化させず繰り返す動作を得意としています。
現在、市販されている製品は「ディレイ」と総称されるケースも多いです。その機能の中に、アナログ風の質感を再現した「エコーモード」が含まれていることもあります。
ディレイエフェクターについては下記の記事もご覧ください。
エレキギターのおすすめディレイエフェクター15選!アナログとデジタルの違い
エコーとリバーブの違い
エコーは、弾いた音が「ジャン、ジャン、ジャン……」とはっきり独立して繰り返される効果を指します。
音が跳ね返ってくるまでの時間が長く、リズムとして耳に届くのが特徴です。フレーズに独特のノリや幻想的な雰囲気を与えたい場面に向いています。
一方のリバーブは、壁や天井に反射した無数の音が混ざり合い、残響として「サーッ」と広がるのが特徴です。
音の塊が持続するような響き方をするため、音を直接的に繰り返すのではなく、空間の広さや奥行きを演出するために活用されます。
空間に馴染ませたいならリバーブ、音を際立たせたりリズムを作ったりしたいならエコー(ディレイ)を選ぶのがおすすめです。
リバーブエフェクターの詳細は下の記事で解説しています。
エコーエフェクターの選び方
エコーを選ぶ際は次のポイントをおさえておくと失敗しにくくなります。
- サウンド
- 機能性
- サイズ
- 価格
サウンド
エコーエフェクターを選ぶ際は、音の正確さよりも「音の揺れ方や変化」を重視するのがポイントです。
音が繰り返されるたびに高域が削れ、丸くなっていく機種であれば、原音を邪魔せず背景に溶け込む、エコーらしい奥行きが生まれます。
また、テープの回転ムラを再現した「モジュレーション(揺らぎ)」機能があると、ピッチがわずかに揺れて独特の浮遊感やレトロな空気感が再現できます。
機能性
「タップテンポ機能」があれば、スイッチを足で叩いた間隔に合わせて速度を自動調整できるため、ライブ中に曲のテンポが変わっても即座に対応できます。
また、より細かく音を追求したい場合は、モジュレーション機能の充実度も大切です。揺れの速さや深さを個別に微調整できるモデルであれば、より深みのある幻想的なサウンドも構築できます。
複数の設定を保存できるプリセット機能を搭載したモデルなら、一曲の中で短いエコーと長いエコーを瞬時に切り替えるといった高度な使い方も可能です。
サイズ
エコーエフェクターをサイズで選ぶ際は、ボードのスペースだけでなく、操作性と機能のバランスも大切です。
たとえばボス(BOSS)製品に代表される標準的な大きさ(幅73mm × 奥行き129mm × 高さ59mm)は、踏みやすさと耐久性に優れています。ツマミも適度な大きさで操作しやすく、最初の1台としておすすめです。
より小型な「ミニサイズ」は、ボードの隙間に収まるほどコンパクトですが、ツマミが小さいため演奏中の微調整には向きません。特定の曲でのみ使用する場合や、荷物を最小限にしたい方に適しています。
最も大きい「ラージサイズ」は、複数のフットスイッチや多くのツマミを備えた多機能モデルです。場所は取りますが、タップテンポ用のスイッチが独立しているなど、足元での自由度が高まります。
価格
シンプルな操作性で基本を学びたいのであれば、1万円以下のモデルでも十分です。タップテンポなどの機能は制限されるものの、手軽に実用的なサウンドを得られます。
2万円から4万円前後の中位クラスは、名機の音を忠実に再現したモデルが多く、機能も充実しています。音質や機能性を追求するのであれば、5万円以上のハイエンドクラスもおすすめです。
価格だけではなくサウンドや機能性などそのほかの要素とのバランスも意識すると、自分に合ったモデルを選びやすくなります。
おすすめのエコーエフェクター9選
アンコールズがおすすめするエコーエフェクターを9つ紹介します。
ELECTRO-HARMONIX Slap-Back Echo

引用:Slap-Back Echo | Analog Delay Reissue – Electro-Harmonix
Slap-Back Echoは、1970年代後半のビンテージモデルを現代的にアップデートしたこのペダルです。BBD回路によるオールアナログ設計を極小サイズで実現。3段階のタイム切替スイッチにより、45msから100msまでの絶妙な遅延を生み出し、レトロな奥行きやリズム感が得られます。
さらに最大20dBの強力なブースト機能も備え、ソロ時の音量アップにも活用可能です。トゥルーバイパス仕様で、直感的な操作性と省スペース性を両立した一台です。
| 名称 | Slap-Back Echo |
| 価格 | – |
| 音の傾向 | アナログ回路による温かみのあるエコーサウンド |
| サイズ | 51W×93D×51H mm |
※2026年5月現在
TC ELECTRONIC Gauss Tape Echo

引用:TC Electronic | GAUSS TAPE ECHO ※箱破損のため特価 エレクトリ オンラインストア
TC ELECTRONICのGauss Tape Echoは、伝説的なエコーマシンの温かみとサチュレーションを忠実に再現したペダルです。Modスイッチを搭載しており、テープ特有の揺らぎや質感を加えたウォームなサウンドが魅力的です。
Delay、Volume、Sustainの3ノブで直感的に操作でき、堅牢な金属製シャーシとトゥルーバイパス設計により、音質を損なわず長く愛用できる一台です。
| 名称 | Gauss Tape Echo |
| 価格 | 13,200円(税込み) |
| 音の傾向 | テープエコーマシン特有のサチュレーション感や温かみのあるサウンド |
| サイズ | 74W×132D×58H mm |
※2026年5月現在
UNIVERSAL AUDIO UAFX Orion Tape Echo

引用:UAFX Orion Tape Echo – Universal Audio | Hookup, Inc.
UNIVERSAL AUDIOのOrion Tape Echoは、名機Maestro Echoplex EP-IIIのサウンドをコンパクトな筐体に凝縮したペダルです。独自のアルゴリズムにより、プリアンプによる太い質感やテープ特有のワウ・フラッター、3種類のテープ状態による音色変化を忠実に再現。プロ仕様のサウンドと立体的なエコー効果が得られます。
| 名称 | UAFX Orion Tape Echo |
| 価格 | 28,600円(税込み) |
| 音の傾向 | 70年代のビンテージ・テープディレイ(Echoplex EP-III)を忠実に再現。 |
| サイズ | 65W×121D×58H mm |
※2026年5月現在
NUX TAPE ECHO

引用:Tape Echo | Verdugo Series Stompboxes | Products | ARIA 荒井貿易株式会社 Arai & Co., Inc.
1974年発売の日本製スペース・エコーを独自の技術でリアルに再現したエフェクターです。3つの再生ヘッドの組み合わせによる7種類のサウンドに加え、スプリングリバーブやサチュレーションを搭載。
さらにタップテンポや最長40秒のルーパー、スイッチ長押しによる発振機能も備え本格的なヴィンテージサウンドを楽しめるのが特徴です。
| 名称 | TAPE ECHO |
| 価格 | 33,000円(税込み) |
| 音の傾向 | 1974年製のテープエコーを再現した温かみのあるリアルなエコーサウンド |
| サイズ | 115W×105D×58H mm |
※2026年5月現在
BOSS RE-2 Space Echo

引用:RE-2
BOSS RE-2は、伝説的なテープ・エコーであるRoland RE-201のサウンドと挙動を、ボスの標準的なコンパクト・ペダルに凝縮したモデルです。3つの再生ヘッドとスプリング・リバーブの組み合わせによる11種類のサウンド・バリエーションを搭載。テープ独特の温かみや揺らぎ、プリアンプの質感まで忠実に再現されています。
さらに、現代的なステレオ入出力やタップテンポ、エコーをうねらせるツイスト機能なども備え、利便性が高いのも魅力です。
| 名称 | RE-2 Space Echo |
| 価格 | 27,500円(税込み) |
| 音の傾向 | オリジナルのRoland RE-201を忠実に再現した、温かみのあるリズミカルなエコー。 |
| サイズ | 73W×129D×59H mm |
※2026年5月現在
Keeley Magnetic Echo

引用:Magnetic Echo – Modulated Tape Echo – Keeley Electronics Guitar Effects Pedals
Keeley Magnetic Echoは、ヴィンテージのチューブ・テープ・エコーが持つ温かみのあるサウンドを巧みに再現したディレイ・ペダルです。40msから600msのディレイタイムを備え、フィルターによる絶妙な音の劣化と独自のモジュレーション機能により、テープ特有の「ワウ&フラッター」を実現。
DepthとRateの調整で、心地よいコーラス効果から実験的なピッチシフトまで、音楽的で深みのある残響を生み出せるのが特徴です。
| 名称 | Magnetic Echo |
| 価格 | – |
| 音の傾向 | テープ・エコー特有の温かみのあるサウンド。 |
| サイズ | – |
※2026年5月現在
CATALINBREAD Belle Epoch

引用:Catalinbread – Belle Epoch – LEP INTERNATIONAL
CATALINBREADのBelle Epochは、伝説的なテープエコー「Maestro Echoplex EP-3」をシミュレートしたペダルです。プリアンプによる音色の太さやリピート音が減衰する際の絶妙な歪みも再現。
80msから800msのディレイタイムに対応し、本物のテープユニットを操作しているような有機的なレスポンスが特徴です。
| 名称 | Belle Epoch |
| 価格 | 37,180円(税込み) |
| 音の傾向 | 独特のプリアンプによる音の太さと、テープの揺らぎや減衰に伴う有機的な歪みサウンド。 |
| サイズ | 60W×110D×45H mm |
※2026年5月現在
BOSS RE-202 Space Echo

引用:RE-202
BOSS RE-202は、伝説的なテープ・エコーであるローランドRE-201のサウンドを、最新の技術で再現したペダルです。磁気テープやモーターの挙動、温かみのあるプリアンプ回路の特性まで徹底的に追求。オリジナルを超える12種類のモードや拡張されたエコー時間、5種類の多彩なリバーブを搭載しています。
さらにメモリー機能や外部MIDI制御、ステレオ入出力にも対応し、高い機能性を備えていることも魅力です。
| 名称 | RE-202 Space Echo |
| 価格 | 49,720円(税込み) |
| 音の傾向 | 磁気テープ特有の温かみのあるエコー音と、モーターの回転やテープの摩擦による心地よい揺らぎ、さらに独特な歪みを加えるプリアンプ・サウンド |
| サイズ | 192W×133D×52H mm |
※2026年5月現在
Strymon El Capistan(V2)

引用:strymon | El Capistan(V2) | テープエコー・エミュレーター | 製品情報
StrymonのEl Capistanは、独自のdTapeテクノロジーにより、磁気テープ特有の温かみや飽和感を再現したテープエコー・エミュレーターです。3種類のテープヘッド・モードを搭載し、テープの質やマシンの劣化具合を細かく調整可能です。
さらに、スプリングリバーブやルーパー機能も搭載。ヴィンテージ感溢れるエコーから幻想的なアンビエントサウンドまで対応可能です。
| 名称 | El Capistan(V2) |
| 価格 | 62,800円(税込み) |
| 音の傾向 | テープエコー特有の温かみとサチュレーション、磁気テープの劣化による揺らぎやノイズまで再現したリアルなヴィンテージサウンド |
| サイズ | 102W×114D×67H mm |
※2026年5月現在
エコーエフェクターに関するよくある質問
エコーエフェクターに関する質問とその回答を紹介します。
エコーの使い方は?
エコーは、音が濁るのを防ぐために「歪み系エフェクター」の後に接続し、目的に応じて設定を使い分けるのが基本です。最初は原音を邪魔しない程度の音量(ミックス)から設定を詰めるのがコツです。
バラードならタイムを長めに、テンポの速い曲なら短めに設定して曲に合わせることで、リズムを崩さず効果的に奥行きを出せます。弾き終わりにかすかな余韻が残る程度から試すと自分の好みに合わせやすくなります。
テープエコーはどんなエフェクター?
テープエコーは、磁気テープに音を記録・再生して遅延音を作る、ディレイの原点ともいえる装置です。テープの回転による微妙な速度ムラが心地よい音の揺らぎを生み、繰り返される音は高域が削れて温かみのある質感に変化できます。
また、録音レベルを上げることで得られる、テープ特有の太く心地よい歪み(サチュレーション)も魅力です。
かつては持ち運びが困難な大型の専用機でしたが、現在はその特性を緻密に再現したペダル型のシミュレーターが主流となり、手軽にそのサウンドを楽しめるようになりました。
おすすめのテープエコー(ギターエフェクター)6選!選び方と仕組み
エコーを売りたいならアンコールズにお任せ!
エコーエフェクターは、独特のサウンドから今なお多くのプレイヤーに愛されています。もし手元に使っていないエコーや新しいモデルへの買い替えを検討しているのであれば、ぜひアンコールズへご相談ください。
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「encores」のAry(アリー)です。
アコギ歴20年越え!
ローズウッドの香りが大好物で、よくサウンドホールに顔を埋めております。