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ギターエフェクターは18V駆動だと音が良くなる?メリットやデメリット・おすすめのモデル
2026.06.26
2026.06.26

「18Vで駆動させると、エフェクターの音が劇的に変わる」という話は、機材や音作りにこだわる人なら、誰もが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
実際にスタジオやライブで「ギターの音が埋もれる」「歪ませるとピッキングのニュアンスが潰れてしまう」と悩んでいるなら、18Vで稼働すると解決できる場合があります。
本記事では、18V駆動によってギターのサウンドがどう変化するのかを紹介します。
愛機を壊さないための対応機種の見分け方や安全な給電方法、18V対応のおすすめエフェクターもご覧ください。
エフェクターの18V駆動によるメリット
18V駆動によるメリットは次の通りです。
- ヘッドルームとダイナミックレンジが広がる
- 音の解像度が高まり抜けも良くなる
- 追従性が良くなる
- 高出力ピックアップとの相性が良くなる
ヘッドルームとダイナミックレンジが広がる
供給電圧が9Vから18Vに増えることで、回路が処理できる音声信号の最大許容入力(ヘッドルーム)が拡大します。これにより、大きな入力信号に対しても音が歪みにくくなります。
その結果、ダイナミックレンジが広がり、最小音から最大音までスムーズに表現可能です。ほかにもクリーンなトーンを維持したまま、ダイナミックな演奏を行いたい場合に役立ちます。
音の解像度が高まり抜けも良くなる
18Vで駆動することで、音の分離感が増して各弦の響きがよりクリアに聴こえやすくなります。具体的には低音域のこもりが解消され、高音域が引き立ちます。また、アンサンブル内でも音が埋もれにくく、前に抜ける質感を得られる点もメリットです。
追従性が良くなる
18V駆動による恩恵は、ピッキングニュアンスへの追従性にも表れます。プレイヤーの繊細なタッチやボリュームコントロールに対して、歪み量や音色がよりなめらかに反応。ギター側のボリュームを絞った際のクリーンへの戻り方もスムーズで、手元での表現力が向上します。
高出力ピックアップとの相性が良くなる
アクティブピックアップや高出力なハムバッカーを搭載したギターは、エフェクターへの入力信号が大きいのが特徴です。
9V駆動では入力段階で音が潰れてしまうケースでも、18Vであれば、不要な歪みを防ぎ、ギター本体が持つ本来のパワーとトーンを損なわずにエフェクト処理が行えます。
エフェクターの18V駆動によるデメリット
18Vには次のようなデメリットが存在します。あわせて確認してみてください。
- 非対応エフェクターへの接続は故障につながる
- サウンドがよくない方向で変わるリスクがある
- 電池駆動(9V電池)が難しくなる
- デジタルエフェクターには使えない
非対応エフェクターへの接続は故障につながる
最も注意すべき点は、9V専用設計のエフェクターに18Vを供給することで、内部のコンデンサやICなどの電子部品が破損することです。
過電圧による故障は、メーカー保証の対象外となり、修理不能に陥るリスクも高いです。
電源プラグを差し込む前に必ず筐体の表記や取扱説明書を確認し、その個体が18V駆動に対応しているか確かめてください。
サウンドがよくない方向で変わるリスクがある
18V駆動による音質の変化は、必ずしも好ましい結果をもたらすとは限りません。
ヘッドルームが広がる反面、音が硬く変化し、歪みのエッジが立ちすぎて耳障りに感じられる場合もあります。
ほかにも適度なコンプレッション感やヴィンテージ特有の泥臭い歪みを好むのであれば、音が綺麗に整理されすぎて物足りなくなる要因にもなります。求めるトーンに応じて慎重に使い分けましょう。
電池駆動(9V電池)が難しくなる
一般的なコンパクトエフェクターの多くは、内部に006P型の9V乾電池を1本収納する設計になっています。
18Vで駆動させるためには、物理的に2本の電池を直列で接続しなければなりません。
電池を直列で繋ぐことができない場合は、外部のパワーサプライや専用のアダプターによる電源供給が必要です。
デジタルエフェクターには使えない
18V駆動が有効なのは、主に歪みペダルなどのアナログエフェクターです。対照的に、DSPを搭載した空間系やマルチなどのデジタルエフェクターには効果がありません。
これはデジタル回路が内部のレギュレーターによって、動作電圧が常に制御されるからです。
過剰な電圧を供給しても内部チップを破損させる危険が高まるだけで、音質向上のメリットは得られません。
18V対応エフェクターの見分け方

手持ちのエフェクターが18V駆動に対応しているかを見分けるには、筐体を確認するのが最も手軽で確実です。
DCジャック付近や裏底面のラベルに「9V-18V」や「MAX 18VDC」といった定格電圧の表記があれば、問題なく使用可能です。「9V ONLY」と記載されている場合は、18Vで接続できません。
筐体に明確な記述がない時は、取扱説明書やメーカー公式サイトのスペック表から確認できます。
エフェクターに18Vの電源を供給する具体的な方法
18Vで電源を供給する方法は大きく分けて2つあります。
- 18V出力に対応した専用ACアダプターを使う
- 18V出力を備えたパワーサプライを使う
18V出力に対応した専用ACアダプターを使う
特定のペダルのみを18Vで駆動させたい場合は、専用のACアダプターを使用するのが確実です。
選定時の注意点として、エフェクター側が要求する極性(多くの場合はセンターマイナス)と、プラグのサイズが完全に一致しているか確かめる必要があります。適合しないと故障の原因となるため、気になる人は事前にチェックしてみてください。
18V出力を備えたパワーサプライを使う
複数のペダルを使用するボード構成では、高機能なパワーサプライの活用が効率的です。市場には、独立した出力ポートの一部に「9V/12V/18V」を切り替えられる設定を備えたモデルが存在します。
また、各ポートが電気的に完全に分離された「アイソレート型」を選ぶことで、他のペダルと同居させた際にもノイズの発生を抑制できます。
おすすめの18Vエフェクター5選
XOTIC EP Booster

引用:EP Booster – Xotic California
XOTIC EP Boosterは、9Vから18Vまでの外部電源に対応するブースター(プリアンプ)です。
18Vで駆動させるとダイナミクスが向上し、コンプレッション(音の圧縮感)が少なくなります。高音域も引き立ち、音の印象を大きく変えずグレードをアップさせたい時にも役立ちます。
| 種類 | ブースター(プリアンプ) |
| 価格 | 22,000円(税込み) |
※2026年6月現在
Fulltone OCD V2

Fulltone OCD V2を18Vで駆動させると、内部のヘッドルームが拡張され、より広いダイナミックレンジとクリアなサウンドが得られます。
9V駆動時と比べてコンプレッション(音の圧縮感)が少なくなり、音にハリとコシが増す一方で、歪みの質感はマイルドになります。
ピッキングニュアンスへの反応も良くなり、チューブアンプのような豊かな表現力を求める人にもおすすめです。
| 種類 | オーバードライブ / ディストーション |
| 価格 | 36,300円(税込み) |
FRIEDMAN BE-OD

引用:BE-OD – Friedman Amplification
FRIEDMAN BE-ODを18Vで駆動させた場合、ヘッドルームが広がり、よりクリアでオープンなサウンドに近づきます。
また、9V駆動時に比べてコンプレッション(音の圧縮感)が減少し、ピッキングニュアンスへの反応が良くなるため、よりアンプライクでダイナミックな弾き心地が得られるのもメリットです。
音の輪郭が引き締まり、より迫力のあるトーンが得られます。
| 種類 | ハイゲイン・ディストーション |
| 価格 | オープンプライス |
※2026年6月現在
MAD PROFESSOR Sweet Honey Overdrive

引用:Sweet Honey Overdrive|Mad Professor Amplification 国内公式サイト
Sweet Honey Overdriveも18Vで駆動可能なエフェクターです。9V駆動時に比べてコンプレッションが減少し、ダイナミックレンジが広がるため、ピッキングニュアンスへの反応がさらにダイレクトになります。音の輪郭や抜けの良さをより強調したい場合にも適しています。
| 種類 | オーバードライブ |
| 価格 | 33,000円(税込み) |
※2026年6月現在
MXR M134 Stereo Chorus

引用:MXR® | STEREO CHORUS | M134 | モリダイラ楽器
MXR M134 Stereo Chorusは、18Vで駆動するコーラスエフェクターです。強い入力信号に対しても歪みにくく、リッチなアナログコーラスサウンドを生み出します。
ダイナミックレンジが広いため、ギターだけでなく、ベースやキーボードなどで使用しても濁りのない美しい響きが得られるのも特徴です。
| 種類 | コーラス |
| 価格 | 38,500円(税込み) |
※2026年6月現在
18Vエフェクターに関するよくある質問
18Vエフェクターの運用において、プレイヤーが抱きがちな疑問と回答をまとめました。
18Vのエフェクター昇圧回路は自作できる?
電子工作の知識や技術があれば、9Vを18Vに変換する昇圧回路を自作できます。ただし、ノイズ対策や電圧の安定化を自分で行わなければなりません。設計に不備があるとエフェクターを壊すリスクが高くなるため、不安な人は既製品を選ぶと安心です。
18Vにすると、オーバードライブの歪みの量は増える?
電圧を18Vに上げても、オーバードライブの「歪みの量」そのものが増えるわけではありません。むしろヘッドルームが広がることで音が歪み始めるポイントが遅くなり、すっきりとしたサウンドを得やすくなります。
また、歪みの質感にハリや芯が加わり、輪郭がはっきりと引き締まった力強いサウンドに変化する傾向があります。
アンコールズでは18Vエフェクターの買取を強化中
エフェクターによっては18Vに対応したモデルもあります。対応していないエフェクターを18Vで駆動すると破損のリスクが高くなるため、駆動前に必ずチェックしておきましょう。
9Vから18V駆動のモデルへエフェクターを買い換える際は、不要になった機材を売却して新しいエフェクターの購入資金に充てるのがおすすめです。
ご不要なエフェクターがありましたら、ぜひアンコールズへご相談ください。
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「encores」のAry(アリー)です。
アコギ歴20年越え!
ローズウッドの香りが大好物で、よくサウンドホールに顔を埋めております。