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ギターのノイズの原因は?対処法も解説
2026.10.28
2026.10.28
ギターの演奏中にアンプからノイズが鳴り、気になった経験はないでしょうか。快適な演奏には、ノイズのないサウンドが欠かせません。
ノイズの原因はケーブルの断線や周辺環境の影響などさまざまです。まずはどんなノイズが出ているのか確認しましょう。
本記事では、ギターからノイズが出る原因と対処法を解説します。
ギターからノイズが出る原因
| ノイズ音 | ジリジリ(ガリガリ) | ブーン | ジー | キーン(ピー) |
| 主な原因 | 接触不良・パーツの汚れ ・ジャック/ツマミ内部の汚れやサビ ・プラグの摩耗やジャックナットの緩み |
アース不良(グラウンド切れ) ・ギター内部のアース線断線 ・電源のアース未接続 ・電源のタコ足配線 |
電磁波干渉・ピックアップ特性 ・PC/スマホ/蛍光灯の外部ノイズ ・シングルコイルの構造的特性 |
ハウリング・デジタルノイズ ・ゲイン(歪み)/音量の上げすぎ ・ピックアップの内部劣化 ・電源の干渉 |
| 判別方法 | ・ツマミを回した時や、シールドの根元に触れた時に音が出現する。 | ・ギターの弦やブリッジ(金属部)に触れると、ノイズが大きくなる(または変化しない)。 | ・ギターを構えたまま体の向きを変えると音量が変化する。 ・弦に触れるとノイズが小さくなる。 |
・弦をすべて手で押さえてピタッと止めても、高音が鳴り響き続ける。 |
| 対処法 | ・接点復活剤をツマミやジャックにスプレーし馴染ませる。 ・プラグを拭く。 ・裏側を押さえながらジャックを締め直す。 |
・内部のアース線をハンダ付けし直す。 ・エフェクター電源をアイソレート(独立)型に変更するか電池で動かす。 |
・電子機器から1〜2m離れる。 ・ハーフトーン(ピックアップの併用)にする。 ・シールディング加工やノイズゲートを導入する。 |
・Gain(歪み)やアンプ音量を下げる。 ・アンプの正面から離れる。 ・アナログ機器とデジタル機器の電源を分ける。 ・弦の振動を止める |
ギターのノイズは、機材の物理的な故障と環境による要因の2種類が存在します。原因を正しく特定できれば、適切に対処可能です。ここでは、ノイズを引き起こす原因について、特徴や見分け方を解説します。
シールド(ケーブル)の不良と断線
ギターとアンプを接続するシールドは、ノイズを発生させる主な原因の一つです。内部の導線は細いため、足で踏むことや無理な角度で曲げることでダメージを受けます。
さらにプラグ部分を引っ張って抜く習慣も、内部の断線を引き起こす要因です。完全に断線していなくても、線が断線と接触を繰り返してノイズが発生してしまいます。
他にもプラグ部分の金属の酸化や汚れの付着も、接触不良につながります。安価な製品は電磁波を遮断する構造が弱く、周囲のノイズを拾いやすくなります。原因を特定するために、まずは正常に動作する別のケーブルに交換してみてください。
ピックアップの特性によるハムノイズ
シングルコイル・ピックアップは、構造的に周囲の電磁波を拾いやすい特性を持っています。そのため、特定の環境下で低いノイズが発生しやすくなります。
これは機材の故障ではなく、コイル部分がアンテナのように機能してしまうことで起きる物理的な現象です。一方、ハムバッカーと呼ばれるピックアップは2つのコイルを並べる構造を採用しており、ノイズを打ち消す働きを持っています。
ピックアップ特有の現象かどうかを確認するには、ギター本体のボリュームをゼロに絞ってみてください。完全に無音になる場合は、発生源がボリュームより手前にあると判断できます。
ほかにもピックアップを複数同時に使用する設定に切り替えて、音が軽減されるか確認する方法も効果的です。
外部からの電磁波干渉(環境ノイズ)
ギターの周囲にある電子機器が発する電磁波を拾ってしまうケースもあります。パソコンのモニターやスマートフォン、通信ルーターなどが主な電磁波の発生源です。
さらに、室内の蛍光灯や調光器付きの照明器具なども影響を与えることがあります。これらの機器がギターに近すぎると、さまざまな種類のノイズがアンプから出力されてしまいます。
環境要因かどうかを検証するには、アンプから音を出したままギターを構え、自分が回転して向きを変えてみてください。特定の方向を向いた時や、電子機器から1〜2m離れた時にノイズの音量が明確に変化するのであれば、外部からの電磁波干渉が主な原因と特定できます。
ギター本体のジャックやツマミの接触不良
長期間の使用や保管によって、ギター本体の金属パーツに汚れやホコリが蓄積すると接触不良を引き起こします。特に多いのがケーブルを挿し込むジャック部分のナットが緩み、内部の配線が引っ張られてダメージを受けているケースです。
また、音量や音質を調整するツマミ、ピックアップを切り替えるスイッチの内部の汚れも接触不良につながります。
原因を特定するには、アンプに繋いだ状態でツマミを素早く何度も回したり、スイッチを何度も動かしたりしてみてください。一時的にノイズが減ったり消えたりすれば、内部の接点汚れが考えられます。この場合は市販の接点復活剤を適切に使用することで改善が見込めます。
アース不良・断線
エレキギターにはノイズを逃がすため、ブリッジなどの金属パーツから内部の配線を通ってケーブルへと繋がるアース処理が施されています。ギター内部でこの線が外れたり接合部が劣化したりすると、逃げ場を失ったノイズがそのままアンプから大きな音で出力されてしまいます。
また、ギター本体だけでなく、アンプの電源プラグを挿している家庭のコンセント側で正しく処理が行われていない場合も同様の問題が起きます。
配線の不備が原因かどうかを確認するには、アンプの電源を入れた状態でギターの弦やブリッジなどの金属部分に直接手で触れてみてください。
触れても全くノイズが減らない場合や、逆にノイズが大きくなる場合は、内部の線が断線している可能性が高いです。
エフェクターや電源アダプターが干渉している
複数のエフェクターに一つの電源アダプターから分岐ケーブルで給電すると、ノイズが発生する場合があります。また、機器同士を繋ぐ短いケーブルが劣化し、接触不良につながります。
原因を切り分けるために、全てのエフェクターを外してギターを直接アンプに繋いでみてください。直接接続してノイズが消える場合は、原因はエフェクター周辺にあります。
電池駆動や一つずつ順番に繋ぎ直すと、問題のある機材を特定しやすいです。
アンプ側の問題
ギター本体やケーブル、エフェクターなどに全く問題が見当たらない場合、音を増幅するアンプ自体に不具合を抱えている可能性があります。
その場合、長年の使用による差し込み口の摩耗や、内部基板の電子部品の劣化などが主な原因です。
また、溜まったホコリによるショートなどが原因で、不快な音が発生することもあります。特に真空管を使用したアンプの場合、部品の寿命が近づくと特有のノイズが出やすくなり、最終的には音が鳴らなくなります。
アンプ自体が原因かどうかを検証するには、ケーブルをアンプから抜き、入力をショートさせた状態、またはボリューム0のギターを繋いだ状態で電源を入れてみてください。
少しボリュームを上げた状態で異常な音が鳴り続けるのであれば、アンプ自体が故障している可能性が考えられます。
ギターのノイズの対処法
ギターのノイズが気になる場合は、下記の対処法を試してみてください。
- 接点不良の解消とジャックの安全な締め直し
- シールドケーブルの交換
- 電化製品を遠ざける
- 内部アース配線の不備・断線の修理
接点不良の解消とジャックの安全な締め直し
ツマミやジャックの汚れ、プラグのサビはノイズを引き起こします。ノイズを解消するには、ケーブルの金属プラグ部分を清掃し、汚れを落としましょう。
次に、ツマミの根元の隙間やジャックの内部に楽器用の接点復活剤を少量スプレーします。直後にツマミを左右に何度か回すか、プラグを抜き差しして接点の汚れを落としてください。
ジャックが緩んでいる場合、外側から回すと内部の配線が引きちぎれる恐れがあるため、プレートのネジを外して裏側から本体を手で固定し、外側のナットをレンチで締め直してください。
ケーブルの交換と電源環境の見直し
「ジー」「ブーン」という持続的なノイズは、接続機器の品質や電源供給に起因している可能性が高いです。まずは断線しかかっているケーブルの使用をやめ、遮蔽性の高いものに交換してみてください。
複数のエフェクターを一つの電源アダプターから分岐して供給すると、機器同士が干渉してノイズが発生します。これを防ぐには、各出力が独立しているパワーサプライへの変更がおすすめです。
ほかにも一時的にエフェクターを電池駆動にして、問題のある機材やケーブルを一本ずつ特定する方法も有効です。
電化製品を遠ざける・電磁波を遮断する
パソコンのモニターや通信ルーターなどが干渉している場合は、ギターから距離を置くか、ギターを構えたまま向きを変えてノイズが小さくなる位置を探すと解消します。ギターの種類によっては、ピックアップの設定を変えるのも方法です。
ほかにもギター内部の空洞に導電塗料を塗る、銅箔テープを貼って電磁波を遮断する方法もあります。演奏していない間のノイズを自動でカットするエフェクターも有効です。
内部アース配線の不備・断線の修理
正常な状態であれば、ノイズはギターの弦やブリッジなどに触れると小さくなります。しかし、触れた瞬間にノイズが大きくなる場合や音が鳴り続ける場合は、ギター内部の配線が外れているか接合部が劣化している可能性が高いです。
この状態では静電気が逃げず、人体のノイズがそのままアンプから出力されてしまいます。対処するには、ギターの裏蓋などを外し、ブリッジ裏やジャック類へ繋がっている線を探しましょう。
断線や接合部の浮きが確認できたら、ハンダごてを使って正しい位置に接合し直します。修理が難しい場合は、専門店に依頼すると確実です。
ギターのノイズに関するよくある質問
ここでは、ギターのノイズ対策に関する代表的な疑問について回答します。身近な素材を使った対策の有効性や、原因の見分け方などをまとめました。
ギターのノイズ対策にアルミホイルは有効?
ギター内部をアルミホイルのような金属で覆ってアースに接続することで、外部の電磁波を遮断し、ノイズを減らすことが可能です。
ただし、アルミホイルを貼り付ける際に使う両面テープやのりには通電性がないため、重ねた部分で効果が途切れやすくなります。さらに破れやすいため作業が難しいというのも欠点です。
より確実に効果を得たい場合は、導電性接着剤がついたギター用の銅箔テープや導電塗料の使用が適しています。アルミホイルを使う際は、重ねた箇所が通電しているかテスター等で確認しながら作業すると確実です。
触っても消えるノイズと消えないノイズの原因は?
金属部分(弦やブリッジ)に触れた際の反応の違いは、アース(グランド)の不具合で判断できます。
1. 触るとノイズが小さくなる場合(正常)
ギターの「弦アース」が機能している状態です。人体がアンテナになって拾うノイズを抑えています。この時鳴っているノイズは、部屋の家電や照明から出る「環境ノイズ」が原因です。
2. 触っても消えない、または大きくなる場合(異常)
ギター内部や接続機器のアース線が断線・接触不良を起こしています。ノイズの逃げ場がないため消えず、触って大きくなる場合は配線の極性反転や完全な断線が疑われます。ブリッジ裏やジャック周りのハンダ外れを点検しましょう。
ギターシールドのノイズ対策方法は?
シールドのノイズ対策は、品質・保管・取り回しの3点が重要です。
1. 適切なシールドを選ぶ
安価なものはノイズに弱いため、遮蔽性の高い有名メーカー(CanareやMogamiなど)を選びます。ケーブルは長くなるほどノイズを拾うため、用途に合った長さ(3〜5m程度)を使いましょう。
2. プラグの清掃と適切な保管
プラグのサビや汚れはガリノイズの原因になります。接点復活剤を付けた布で定期的に拭いてください。断線を防ぐため、巻き方は負荷がかからない「8の字巻き」での保管がおすすめです。
3. 電源コードと離す
アンプの電源コードやACアダプターとシールドを並行して這わせるとノイズを拾うため、距離を離して配線しましょう。
まとめ
ギターから発生するノイズの原因は、ケーブルの断線から内部の配線不良、周辺環境の電磁波などさまざまです。対策を試しても改善されない場合や、状態の悪い機材を整理したい場合は、買い替えるのもおすすめです。
ノイズが多いギターやエフェクターの処分・買い替えなら、宅配買取専門店の「アンコールズ」にお任せください。
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「encores」のAry(アリー)です。
アコギ歴20年越え!
ローズウッドの香りが大好物で、よくサウンドホールに顔を埋めております。