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エレキギターのルーパーエフェクターおすすめ10選!選び方も解説
2025.07.29
2025.07.30
ルーパーエフェクターには、演奏したフレーズを録音・再生できる機能があります。新たなパートを重ねることで、一人でもまるでバンド演奏のような豊かなサウンドを作り出せるのが特徴です。
一台目のルーパーを探しているなら、ループトラック数や録音時間を確認しておくと、自分に合ったモデルを見つけやすくなります。どれが良いのかわからないのなら、BOSSの定番モデルもおすすめです。
この記事では、ルーパーの概要や選び方、おすすめモデルを紹介します。
ルーパーとはどんなエフェクター?
ルーパーは、演奏したフレーズをリアルタイムで録音・再生・重ね録り(オーバーダビング)できるエフェクターです。
一人で複数パートの演奏を重ねて曲を構築できるため、ソロ演奏やライブパフォーマンス、作曲や練習などさまざまな場面で活用されています。
ディレイやサンプラーと似ている効果を持ちますが、それぞれ用途や効果が異なります。ディレイは入力された音を一定時間遅らせて反復させることで、残響や広がりを演出するエフェクターです。
サンプラーは事前に録音した音(サンプル)をパッドなどで任意に再生するのが特徴です。音程や再生位置の変更もでき、主にビート制作やライブ演出に用いられます。
一方、ルーパーは演奏したフレーズをそのまま録音・再生し、ユーザーが任意のタイミングで重ね録りを行うエフェクターです。
そのため、効果音ではなく演奏そのものとして使われることが多く、リアルタイムのパフォーマンスや作曲にも使用されます。
ルーパーの選び方
ルーパーを選ぶ際は、以下のポイントに注目しましょう。
・フットスイッチの数
・ループトラック数
・録音時間と記録方式
・録音音質(bit数・サンプリングレート)
・エフェクトや機能
・価格
ここではそれぞれについて詳しく紹介します。
フットスイッチの数
初心者であれば、フットスイッチが1つで録音・再生・停止を行うシンプルなタイプがおすすめです。
一方、複数のスイッチを備えたモデルは録音や停止、オーバーダビングなどを個別に操作できるのがメリットです。演奏中の誤操作を防ぎ、ライブなどより実践的な使い方に向いています。
また、演奏中は両手が塞がっているため、フットスイッチの操作性も重要です。ライブ演奏では、確実な操作が求められるため、踏みやすく独立したスイッチを持つモデルを選ぶと安心です。
ループトラック数
ルーパーには1つのループしか扱えないシングルトラックタイプと、複数のループを同時に操作できるマルチトラックタイプがあります。
シンプルな演奏や練習にはシングルトラックタイプで十分でしょう。曲の展開を構成したい場合や複数のフレーズを重ねて演奏したいときは、マルチトラックタイプがおすすめです。
マルチトラックモデルであれば、AメロやBメロ、サビなど曲の構成に合わせて異なるループを切り替えられます。
録音時間と記録方式
ルーパーを選ぶ際は録音可能時間と保存方法にも注目しましょう。短時間のフレーズを何度も繰り返すなら短いモデルでも十分ですが、長いループや複数の曲を保存したい場合は、録音時間の長いモデルが必要です。
また、電源を切るとループが消えるのか、SDカードやUSBメモリに保存できるのかもポイントです。
ライブで事前準備したループを使いたいのなら、保存機能が付いているかも確認しましょう。ループはいつでも再生できるので、音楽制作にも役立ちます。
録音音質(bit数・サンプリングレート)
サウンドにこだわるなら録音音質もチェックしてみてください。サンプリングレートは44.1kHzが標準的ですが、より高音質を求めるなら48kHz以上もおすすめです。ビット深度は16bitでCD音質、24bitでより高精細な表現が可能になります。
趣味や練習なら16bit/44.1kHzで十分ですが、音質にこだわりたい方は上位スペックを選びましょう。ライブや録音制作では24bit/48kHz以上のモデルを選ぶと、演奏のニュアンスをより忠実に再現できます。
エフェクトや機能
ルーパーには単にループを重ねるだけでなく、リバース再生やテンポ変更などの機能を搭載したものもあります。
さらにリズム機能が内蔵されていれば、ドラムパターンに合わせて演奏でき、1人でもリズミカルな演奏が可能です。
また、MIDI同期に対応していると、外部機器とテンポを合わせて演奏でき、DTMや複雑なライブセットにも対応できます。
価格
初心者であれば1万円程度のルーパーでも十分です。この価格帯でも基本的な録音・再生機能を備えており、ルーパーの楽しさを十分に体験できるでしょう。
ライブ演奏や本格的な制作を視野に入れるなら、操作性や機能が充実した上位モデルを選ぶと満足度が高まります。
ただし、高いモデルでも自分の用途に合うとは限らないため、価格と機能のバランスを見極めましょう。最初は手頃な価格のモデルから始めて、必要に応じてグレードアップするのも方法です。
おすすめのルーパー10選
ここからは、初心者からプロまで幅広いニーズに応えるルーパーエフェクターを10機種紹介します。
Mooer Groove Loop
Mooer Groove Loopは、コンパクトな筐体にフレーズルーパーとドラムマシンを内蔵した多機能エフェクターです。最大20分の録音が可能で、RECORDやPLAYBACK、DUB、STOPなどの基本機能を搭載しています。
レイヤーを無制限に重ねることができ、創造的な演奏を楽しめるのも特徴です。ドラムマシン機能は、8種類のスタイルに各2パターン、計16のリズムを内蔵。タップテンポでテンポの調整も可能です。
名称 | Mooer Groove Loop |
価格 | 12,320円(税込) |
トラック数 | 1トラック |
録音時間 | 最大20分 |
音質 | 16bit 44.1kHz |
※2025年7月現在
BOSS RC-1
ルーパー初心者に最適なBOSSのコンパクトペダルです。安価でありながら録音や再生、オーバーダブ、アンドゥ/リドゥなど基本機能を備え、直感的に操作できます。
12分間のステレオ録音時間を持ち、ギターやベース、キーボードなどさまざまな楽器に対応します。マルチカラーLEDの円形インジケーターにより、ループの状態を一目で確認できるため、ライブ演奏でも使いやすいでしょう。
名称 | BOSS RC-1 |
価格 | 16,500円(税込) |
トラック数 | 1トラック |
録音時間 | 約12分 |
音質 | – |
※2025年7月現在
TC Electronic Ditto Looper
引用:TC Electronic DITTO LOOPER – 株式会社エレクトリ
TC ElectronicのDitto Looperは、ギタリスト向けに設計されたコンパクトでシンプルなルーパー・エフェクターです。手のひらサイズの筐体に、最大5分間のループ録音、無制限のオーバーダビング、Undo/Redo機能を搭載しています。
録音したループは電源を切っても内蔵メモリに保存されるため、練習やライブでも使いやすいでしょう。シンプルな操作性と高音質により、初心者から上級者まで幅広いギタリストにおすすめです。
名称 | TC Electronic Ditto Looper |
価格 | 16,500円(税込) |
トラック数 | 1トラック |
録音時間 | 約5分 |
音質 | 24bit 44.1Khz |
※2025年7月現在
NUX Loop Core Stereo
引用:Loop Core Stereo -Looper Pedal- | Core Series Stompboxes | Products | ARIA 荒井貿易株式会社 Arai & Co., Inc.
NUX Loop Core Stereoは、ギタリストやベーシスト向けに設計された多機能ルーパーペダルです。最大6時間の録音と99のメモリースロットを備え、ステレオ入出力やMIDIコントロール入力、ヘッドフォン端子を搭載しています。
さらに高精細なカラーLCDディスプレイにより、直感的な操作も可能です。ギターの信号とドラム音源を別々に出力できるため、ライブパフォーマンスでも威力を発揮する一台です。
名称 | NUX Loop Core Stereo |
価格 | オープン価格 |
トラック数 | 1トラック |
録音時間 | 最大6時間 |
音質 | 32bit 44.1KHz |
※2025年7月現在
TC ELECTRONIC DITTO+ LOOPER
引用:TC Electronic DITTO+ LOOPER – 株式会社エレクトリ
DITTO+ LOOPERは、最大60分のループタイムと99のループスロットを備えたコンパクトなルーパーです。無制限のオーバーダブ機能に加え、Undo/Redo機能やExtendループ機能を搭載し、柔軟なループ操作が可能になっています。
USB経由でのループのエクスポート/インポートもサポートし、ハイレゾカラーディスプレイで視認性も向上しています。
名称 | TC ELECTRONIC DITTO+ LOOPER |
価格 | 19,800円(税込) |
トラック数 | 1トラック |
録音時間 | 最大60分 |
音質 | 16bit 44100Hz |
※2025年7月現在
BOSS RC-5
BOSS RC-5は、コンパクトながら高性能なループ・ステーション・ペダルです。32ビットAD/DA変換と32ビット浮動小数点処理により、録音を重ねても原音に忠実な高音質を実現しています。
最大13時間のステレオ録音と99のフレーズ・メモリーを備え、アイデアを即座に保存可能です。マルチカラーLCDは録音・再生・オーバーダブ・停止状態を色で表示し、視認性と操作性に優れています。
名称 | BOSS RC-5 |
価格 | 25,300円(税込) |
トラック数 | 1トラック |
録音時間 | 約1.5時間(1トラック) 約13時間(メモリー合計) |
音質 | 32bit 44.1 kHz |
※2025年7月現在
DigiTech JamMan Solo HD
引用:JamMan Solo HD | DigiTech | 取扱いブランド | 株式会社 神田商会 | Kanda Shokai Corporation
最大200個のループ(合計録音時間35分)を本体メモリーに保存できるステレオ・ルーパーです。Micro SD/SDHCカード(最大32GB)を使用することで、追加で200個のループ(合計録音時間32時間)の保存が可能になります。
前モデルJamMan Solo XTの機能を継承しつつ、AD/DAコンバーターをアップグレード。ノイズや歪みが抑えられ、ダイナミックレンジも広がったことで、シリーズ最高の音質を実現しました。練習、作曲、ライブなど、幅広いシーンで活用できます。
名称 | DigiTech JamMan Solo HD |
価格 | オープンプライス |
トラック数 | 6トラック |
録音時間 | 35分(本体のみ) 32時間(32GBMicro SD/SDHCカード) |
音質 | 16bit 44.1kHz |
※2025年7月現在
DigiTech TRIO+
引用:TRIO+ | DigiTech | 取扱いブランド | 株式会社 神田商会 | Kanda Shokai Corporation
DigiTech TRIO+は、演奏に合わせてベースとドラムのパートを生成し、バンド演奏を実現する画期的なルーパーです。
12の音楽ジャンル(例:ロック、ジャズ、ヒップホップ)と各ジャンルごとの12スタイルから選択可能になっています。
無制限のオーバーダビングが可能なルーパー機能を搭載し、5つのソングパートを組み合わせて1曲を構成するシーケンス機能も備えています。エフェクトとの接続やMicroSDカードへの保存も可能で、練習からライブパフォーマンスまで幅広く対応可能です。
名称 | DigiTech TRIO+ |
価格 | オープン価格 |
トラック数 | 5トラック |
録音時間 | 各パート毎230秒 またはテンポ50bpmにて48小節 |
音質 | 24bit 44.1kHz |
※2025年7月現在
TC ELECTRONIC DITTO X4 LOOPER
引用:TC Electronic DITTO X4 LOOPER – 株式会社エレクトリ
TC ELECTRONICのDITTO X4 LOOPERは、ギタリスト向けに設計された高機能ルーパーペダルです。最大5分のループタイムと無制限のオーバーダブ機能を備え、Undo/Redo操作も可能です。
デュアルループトラックにより、シリアルまたはパラレルモードでの演奏に対応。7種類のエフェクトを独立したFXボタンで操作できます。さらに独立したSTOPボタンも搭載し、ライブパフォーマンスでの使い勝手が良いのも特徴です。
名称 | DITTO X4 LOOPER |
価格 | 37,400円(税込) |
トラック数 | 2トラック |
録音時間 | 最大5分(1ループ) |
音質 | 24bit 44.1kHz |
※2025年7月現在
BOSS RC-600
BOSS RC-600は、ループステーションのフラッグシップモデルです。6つのステレオ対応トラックと9つのフットスイッチを備え、最大27の機能を自在に割り当てられます。
49種類のINPUT FXと53種類のTRACK FXを同時に4つまで使用でき、200以上のリズムパターンと16種類のドラムキットも内蔵。MIDIコントロールや外部フットスイッチの拡張にも対応し、ライブから制作まで幅広く使えるエフェクターです。
名称 | BOSS RC-600 |
価格 | 72,600円(税込) |
トラック数 | 6トラック |
録音時間 | 約1.5時間(1トラック) 約13時間(メモリー合計) |
音質 | 32bit 44.1kHz |
※2025年7月現在
ルーパーの使い方
ルーパーの使い方はシンプルで、フットスイッチを踏むと録音が開始され、もう一度踏むと録音が終了しループが再生されます。さらに再生中にスイッチを踏むと新たな演奏を上書きできる仕組みです。
一人で多重演奏をする際は、コード→リズム→メロディの順に重ねるのが基本となります。
一定のテンポを意識して録音すると、ループの継ぎ目がズレにくくなるでしょう。
万が一演奏に失敗してもアンドゥ機能を使えば前の状態に戻せます。アンドゥ機能はSwitchの長押しや二度押しで操作できます。
まとめ
ルーパーは、多重演奏が楽しめるエフェクターです。リーズナブルなモデルから本格的なモデルまでさまざまな機種があるため、今回紹介した内容を参考にしながら、理想の一台を探してみてください。
新しいルーパーの買い替えを検討しているのなら、古いルーパーを売却して購入資金に充てるのもおすすめです。エフェクターの専門家が在籍するアンコールズでは、お持ちのルーパーを適切に査定いたします。
ルーパー以外のエフェクターも強化買取中です。査定料や送料、キャンセル料はかかりません。売却を検討中でしたらお気軽にご利用ください。
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「encores」のAry(アリー)です。
アコギ歴20年越え!
ローズウッドの香りが大好物で、よくサウンドホールに顔を埋めております。