初めてエフェクターを購入するなら、定番のモデルがおすすめです。特にBOSSやMXRといったメーカーは、価格帯が手ごろで十分な性能を備えたエフェクターを多く取り扱っています。

予算が限られているのなら、1台で複数のエフェクトを内蔵したマルチエフェクターがおすすめです。理想の音に近づけたいのなら、エフェクターの組み合わせも確認してみましょう。

初心者にもおすすめなエフェクター10選

ここでは初心者におすすめのエフェクターをコンパクトエフェクター、マルチエフェクターに分けてそれぞれ紹介します。

エフェクターの種類については下記の記事で紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。

＞＞エレキギターのエフェクターの種類は？名前や役割も解説！

おすすめのコンパクトエフェクター6選

ここではおすすめのコンパクトエフェクターを6種類紹介します。

・BOSS BD-2 Blues Driver
・TC Electronic Hall of Fame 2 Min
・BOSS CH-1 Super Chorus
・MXR Dyna Comp Mini
・BOSS GE-7 Equalizer
・TC Electronic Spark Mini Booster

おすすめの理由や特徴をそれぞれ見ていきましょう。

BOSS BD-2 Blues Driver

引用：BOSS – BD-2 | Blues Driver

【初心者におすすめポイント】 ・自然な歪みでコントロールしやすい ・シンプルな操作で音作りが直感的 ・ピッキングニュアンスを活かせる

BOSS BD-2 Blues Driverは、ナチュラルで温かみのあるオーバードライブが特徴のコンパクトエフェクターです。クリーンからクランチ、軽いリードトーンまで幅広く対応し、ピッキングのニュアンスにも素直に反応します。

過度に歪まず扱いやすいため、ギター本来の音を活かしたい初心者にも最適です。シンプルな3ノブ構成で音作りもわかりやすく、ジャンルを問わず長く使える1台となっています。

＞＞エレキギターのオーバードライブエフェクター7選！選び方や使い方も紹介！

TC Electronic Hall of Fame 2 Mini

引用：TC Electronic HALL OF FAME 2 MINI REVERB – 株式会社エレクトリ

【初心者におすすめポイント】 ・シンプルな3ノブ操作で迷わない ・TonePrint機能で好みの音を簡単に追加 ・超小型サイズでボードに組み込みやすい

Hall of Fame 2 Miniは、コンパクトながら高品質なリバーブを搭載した空間系エフェクターです。TonePrint機能により、スマホやPCから好みのリバーブタイプを転送して使える柔軟さが魅力となっています。

シンプルな3ノブ操作でありながら、奥行きのあるサウンドを簡単に得られるため、初心者でも扱いやすいでしょう。場所を取らないコンパクトなサイズで、自宅練習や初めてのボード構築にもぴったりです。

BOSS CH-1 Super Chorus

引用：BOSS – CH-1 | SUPER Chorus

【初心者におすすめポイント】 ・コード弾きやアルペジオをきれいに聴かせやすい ・直感的な4ノブ操作で音作りが簡単 ・BOSSならではの堅牢性と安定感

BOSS CH-1 Super Chorusは、透明感のある広がりときらめくようなサウンドが特徴のモジュレーション系エフェクターです。ギターサウンドに厚みと奥行きを加えられ、ポップスやバラードなどで美しい雰囲気を演出できます。

4つのノブで音の広がりや揺れの速さを細かく調整でき、初心者でも迷わずに使えます。BOSSらしい堅牢な作りと安定したサウンドで長く使えるエフェクターの一つです。

MXR Dyna Comp Mini

引用：MXR® | DYNA COMP® MINI COMPRESSOR | M291 | モリダイラ楽器

【初心者におすすめポイント】 ・ピッキングのムラを自動で整えてくれる ・コードやアルペジオがきれいにまとまる ・操作がシンプルで迷わない

MXR Dyna Comp Miniは、音の粒を整えて演奏を安定させるコンプレッサー系のエフェクターです。ピッキングの強弱を自動で調整し、コードカッティングやアルペジオを均一に美しく響かせてくれます。

Miniサイズながら内部回路は本格仕様で、アタック感の調整も可能。特にクリーンサウンドでの演奏も効果的で、「うまくなったように聴こえる」と感じやすいのもポイント。初心者でも扱いやすく、演奏の基礎を支えてくれる1台です。

BOSS GE-7 Equalizer

引用：BOSS – GE-7 | Equalizer

【初心者におすすめポイント】 ・音作りの基礎が実践的に学べる ・他のエフェクターやアンプとの相性を補正できる ・シンプルなスライダー操作で直感的

BOSS GE-7 Equalizerは、7バンドのスライダーで特定の周波数を自在にブースト／カットできるイコライザー系エフェクターです。歪みの前段に置けば音のキャラクターを変えられ、後段なら全体のバランス調整が行えます。

地味な存在ながら、アンプや他のエフェクターとの相性を補正したり、自分好みの音を作る上で非常に役立ちます。

初心者にとっても、各帯域の変化を耳で体感しながら「音作りの基礎」を学べる実践的なツールとしておすすめです。演奏だけでなく、音に対する理解も深まる一台といえます。

TC Electronic Spark Mini Booster

引用：TC Electronic SPARK MINI BOOSTER – 株式会社エレクトリ

【初心者におすすめポイント】 ・ワンノブ設計で操作が簡単 ・原音を保ちながら音にハリを加えられる ・音が埋もれる・弱いと感じた時の補強に最適

シンプルなワンノブ設計で最大20dBのクリーンブーストが可能なコンパクトエフェクターです。音量を上げるだけでなく、アンプや歪みペダルの前に置けば音の輪郭や張りを強調し、ソロ時の音抜け向上にも効果的です。

ピッキングへの反応も良く、原音のニュアンスを損なわずに音を押し出せます。初心者が抱きがちな「音が埋もれる」「歪みが物足りない」といった悩みも解消しやすく、音作りの補助としても扱いやすい1台です。

おすすめのマルチエフェクター4選

ここではおすすめのマルチエフェクターを4つ紹介します。

・Zoom G1X FOUR / G1X FOUR
・Zoom G2X FOUR / G2X FOUR
・BOSS GT-1
・LINE 6 POD GO

それぞれ詳しく見ていきましょう。

Zoom G1 FOUR / G1X FOUR

引用：G1 FOUR ,G1X FOUR | ZOOM

【初心者におすすめポイント】 ・多彩なエフェクトとアンプモデルを簡単に試せる ・リズムマシン＆ルーパー内蔵で練習が楽しく続けられる ・コンパクト＆低価格で導入しやすい

Zoom G1 FOURは、70種類以上のエフェクトと13種類のアンプモデルを搭載したマルチエフェクターです。直感的なインターフェースと視認性の高いディスプレイにより、初心者でも簡単に音作りが楽しめます。

また、ルーパー機能や68種類のリズムパターンを内蔵しており、エフェクターを通じて実践的な練習が可能です。さらにG1Xはエクスプレッションペダル付きで、ワウやボリューム操作にも対応しています。音作りの入門機として、コストパフォーマンスに優れた一台です。

Zoom G2 FOUR / G2X FOUR

引用：G1 FOUR ,G1X FOUR | ZOOM

【初心者におすすめポイント】 ・リアルなアンプ音で「耳が育つ」Multi-Layer IR搭載 ・カラー液晶＆視覚的エフェクトチェインで操作しやすい ・ルーパー、リズム、USB録音など練習・宅録に最適

ZOOM G2 FOURは、最新のMulti-Layer IR技術により、本格的なアンプ・キャビネットサウンドをリアルに再現。ギター本来の音作りも自然に学べます。視認性の高いカラー液晶とチェイン表示で、複雑なエフェクトの流れも直感的に理解でき、操作も簡単です。

また、エクスプレッションペダル搭載のZOOM G2X FOURは、ワウやボリューム操作も可能です。ルーパーやリズムマシンも備えており、練習・録音・配信まですべてに対応します。G1 FOURと比べても音質・操作性ともに大きく進化しており、長く使える1台です。

BOSS GT-1

引用：BOSS – GT-1 | Guitar Effects Processor

【初心者におすすめポイント】 ・高品質なサウンドをプリセットですぐに体感できる ・コンパクトで持ち運びしやすく、ライブ練習にも対応 ・USB接続で録音やエディットも可能

BOSS GT-1は、BOSSの高品質なエフェクトとアンプモデリングをコンパクトな筐体に凝縮したマルチエフェクターです。COSM技術によるリアルなサウンドと、パッチ切り替えやエクスプレッションペダルによる多彩な操作性が魅力となっています。

プリセットの状態でも十分に使えるサウンドに仕上げられているため、初心者でもすぐに演奏を楽しめます。USB接続による録音やエディターでの編集もでき、使い勝手が良いのも魅力です。

LINE 6 POD GO

引用：POD Go – Line 6 Japan

【初心者におすすめポイント】 ・カラー画面で直感的に操作できる ・ジャンル別プリセットが豊富ですぐに良い音が出せる ・USBオーディオインターフェイス機能付きで録音も可能

LINE 6 POD GOは、上位機種譲りの高品質なアンプ＆エフェクトモデリングを搭載したマルチエフェクターです。カラー液晶と直感的な操作系により、音作りが視覚的にわかりやすく、初心者でも迷わずに操作できます。

プリセットも豊富で、好みのジャンルに合わせた音をすぐに呼び出せるのも特徴です。USBオーディオインターフェイス機能も備えており、宅録にも対応します。初めてのマルチとしてはやや高価ですが、長く使える本格的な1台として初心者にもおすすめです。

おすすめのエフェクターの組み合わせ

ここではおすすめのエフェクターの組み合わせを紹介します。これまで紹介したエフェクターを中心に初心者でも揃えやすいものを選びました。

リードギター初心者におすすめの組み合わせ

【使用エフェクター】 ・BOSS BD-2 or Ibanez TS Mini ・TC Electronic Spark Mini Booster ・TC Electronic Hall of Fame 2 Mini or ディレイ（例：BOSS DD-3）

リードギターとして「前に出る音」を作るためのおすすめの組み合わせです。BD-2 や TS Miniはナチュラルな歪みで、弾き手の表現をストレートに伝えやすいのが特徴です。

Spark Mini Boosterはソロ時に音量や押し出し感を足すため、ゲインは控えめにしてクリーンブースト気味に使うと抜けが良くなります。リバーブやディレイは余韻を加えて音に広がりを出す目的で調整しましょう。順番は「歪み → ブースター → 空間系」が基本です。

リズムギター初心者におすすめの組み合わせ

【使用エフェクター】 ・MXR Dyna Comp Mini ・BOSS CH-1 Super Chorus ・BOSS GE-7 Equalizer

リズムギターとしてバンド全体を支える安定した音作りを目的とした構成です。MXR Dyna Comp Miniはクリーンや軽い歪みでも音の粒立ちを整え、カッティングやアルペジオがまとまりやすくなります。

CH-1 や Juliaなどのコーラスは、音に厚みと広がりを加え、コード弾きの印象を豊かにします。GE-7 EQは中域（500Hz〜1.6kHz）を少し上げると、ほかの楽器に埋もれず、バッキングとして自然に前に出ます。全体的に「派手すぎず、しっかり支える」ことを意識するのがポイントです。

最初の1台だけならこれ！

【使用エフェクター】 ・Zoom G1X FOUR

一台だけで済ませるのなら、Zoom G1X FOURがおすすめです。70種類以上のエフェクトとアンプモデル、ルーパー、リズムマシン、ワウペダルを1台で賄えます。

まずはプリセットを使い、エフェクトごと音の違いを体感するとエフェクターのクセを掴みやすいでしょう。調整のコツは使わないエフェクトをオフにして音の変化を一つずつ確認することです。

まとめ

これからエフェクターをそろえるなら、各メーカーが出している定番モデルを選ぶと失敗しにくくておすすめです。エフェクターのかかり具合やサウンドはお持ちのギターやほかのエフェクターとの組み合わせによっても異なります。気になる方は、実際に試奏してみるのも方法です。

同じエフェクトでもエフェクターによってサウンドは大きく異なるので、今回紹介した内容を参考に自分に合ったエフェクターを見つけてみてください。

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