INFORMATION

新着情報・お知らせ

コラム

ギターエフェクターのおすすめコンプレッサー6選!効果や役割、使い方も解説

2025.07.29

2025.07.30

査定コンシェルジュAry

「encores」のAry(アリー)です。
アコギ歴20年越え!
ローズウッドの香りが大好物で、よくサウンドホールに顔を埋めております。

VIEW MORE

noimage

コンプレッサーは、縁の下の力持ち的な存在として多くのギタリストから愛用されるエフェクターです。派手な効果はありませんが、音量のばらつきを防いで安定したサウンドが得られます。

初めてコンプレッサーを購入するのなら、定番モデルを選ぶと失敗しにくいでしょう。ボードに組み込む場合は、サイズや電源方式にも注目してみてください。

今回は、コンプレッサーの選び方やおすすめのモデル、使い方を紹介します。

ギターエフェクターのコンプレッサーとは?

コンプレッサーは、音量の大きな部分を抑え、小さな部分を持ち上げることで、音の粒を揃えて演奏を安定させるエフェクターです。

音量差が均一になることから、クリーントーンやアルペジオ、カッティングなどに効果的です。

そのためカントリーやファンク、ポップスなど幅広いジャンルに用いられ、ライブからレコーディングまでシーンを問わず使用されています。

歪み系エフェクターのような劇的な音色変化はありませんが、演奏全体のクオリティを底上げする重要な役割を担います。

コンプレッサーの効果・役割

コンプレッサーには主に2つの効果や役割があります。一つは音量のばらつきを抑えて演奏を安定させること、もう一つはサスティンを伸ばして音の余韻を豊かにすることです。それぞれの効果について詳しく見ていきましょう。

音量のばらつきを抑える

コンプレッサーは、強く弾いた音を抑え、弱く弾いた音を持ち上げることで、演奏全体の音量バランスを自動的に整える効果があります。この働きにより、ピッキングのムラが少なくなり、音の粒がそろいます。

そのため、カッティングやアルペジオなど、一つひとつの音をしっかり聞かせたい場面で効果的です。

また、音量のばらつきが目立ちやすいクリーントーンとの相性も良く、より正確で安定感のある演奏がしやすくなります。

サスティンを伸ばす

コンプレッサーを使うと音の減衰がゆるやかになり、サスティンが伸びます。これは、音が小さくなるタイミングで自動的に音量を持ち上げられることが理由です。

また、弦を弾いた直後のピーク音も抑えられるため、シングルノートのリードプレイもよりなめらかに表現できます。

歪みを深くかけてもサスティンを伸ばせますが、音色を大きく変えずにサスティンを伸ばしたい時は、コンプレッサーのほうが便利です。

コンプレッサーの選び方

コンプレッサーを選ぶ際は、下記の5つのポイントを確認してみてください。

・目的やジャンルに合っているか
・操作性(コントロールノブの数)
・電源方式
・サイズ
・価格

それぞれ詳しく見ていきましょう。

目的やジャンルに合っているか

カッティングやアルペジオなどをきれいに演奏したい場合は、アタック感が強調されるコンプレッサーがおすすめです。一方、歪みエフェクトの前に置いて音を整えたいのであれば、自然なかかり方をするモデルが最適です。

サスティンを重視するなら、音の伸びをしっかり稼げるタイプを選びましょう。このようにどのジャンルやプレイで演奏をするか、どんな音を求めているかを明確にすると、自分の目的に合ったエフェクターを選びやすくなります。

操作性(コントロールノブの数)

コンプレッサーの使いやすさは、ノブの数や配置によって異なります。初心者はLevel(音量)やSustain(圧縮量)だけのシンプルなモデルがおすすめです。

一方で中〜上級者には、Attack(かかり始め)、Release(戻りの速さ)、Blend(原音との混合)などノブの数が多いモデルを選ぶと、より音作りを追求できます。自身の経験や音作りへのこだわりに応じて選びましょう。

電源方式

エフェクターの電源は、大きく分けて電池式とアダプター式に分かれます。9V電池対応のモデルは持ち運びに便利で、短時間のライブや外出先での使用に最適です。

一方、長時間の使用や複数エフェクターを使う場合は、ACアダプターやパワーサプライ接続が可能なモデルを選ぶと安心です。

特にデジタル系や多機能なモデルは、電池非対応なケースも多いため、事前に電源の仕様を確認しておきましょう。

サイズ

エフェクターのサイズは、ボードへの収まりや持ち運びやすさに影響します。コンパクトなエフェクターは省スペースで持ち運びやすいですが、ノブが小さく操作しにくい場合が考えられます。

一方、大型モデルは操作性や機能面で優れる反面、スペースに制約がある環境では不向きです。通常のペダルトレインや小型ボードで使うなら、幅75mm以下・奥行130mm以下を選ぶと扱いやすいでしょう。

また、サイズだけでエフェクターを選ぶと、音質や機能性を損なう可能性があります。サイズでエフェクターを選ぶなら、その他の要素とのバランスも考えましょう。筐体の大きさだけでなく形状もポイントです。

価格

コンプレッサーの価格は5,000円台のエントリーモデルから、3万円以上のプロ仕様モデルまでさまざまです。初心者やライトユーザーであれば、基本機能を備えた1万円以下のモデルでも十分でしょう。

中級者以上は、録音・ライブ用途にも対応し音質や操作性も優れた中〜高価格帯のモデルもおすすめです。

また、値段が気になるなら中古品を選ぶのも方法です。特に人気モデルは中古市場でも多く出回っており、リーズナブルな価格でミドルグレード以上のモデルも手に入ります。

ただし、価格だけで選ぶと失敗しやすくなるため、価格以外に「何を重視するか」も見極めましょう。

おすすめのコンプレッサー6選

ここからは、初心者から上級者まで幅広いギタリストにおすすめできるコンプレッサーを6つご紹介します。

BOSS CS-3

BOSS CS-3
引用:>BOSS – CS-3 | Compression Sustainer

長年にわたり多くのギタリストに愛されている定番のコンプレッサー・ペダルです。高性能なVCA回路を採用し、入力信号のダイナミクスを整え、伸びやかなサスティンを実現。

4つのノブ構成により、ファットで伸びやかなリード・サウンドから、歯切れのよいカッティングまで、幅広いサウンド・キャラクターを得られます。

さらに、ロー・ノイズ設計により、音を歪ませずにサスティン効果が得られるため、クリーントーンでのカッティングやメローなギターソロなどに効果的です。その使いやすさと機能性から、初心者からプロまで幅広いプレイヤーに支持されています。

名称 BOSS CS-3
価格 15,400円(税込)
サイズ 70(W)×55(H)×125(D)mm
ノブの数 4
電源方式 9V電池、9VACアダプター

※2025年7月現在

MXR M102 Dynacomp

MXR M102 Dynacomp
引用:MXR® | DYNA COMP® COMPRESSOR | M102 | モリダイラ楽器

1970年代に登場したギター用コンプレッサーの定番モデルで、多くのプロにも愛用されています。シンプルな2ノブ設計(OUTPUTとSENSITIVITY)により、初心者でも直感的に操作可能です。

音の粒立ちを整え、滑らかな演奏感を実現し、カントリー、ファンク、ロックなど幅広いジャンルに対応します。サスティンを得るための用途やブースターとしても効果的です。

そのクラシックなサウンドと柔軟な用途により、ライブやレコーディングまでさまざまな場面で威力を発揮する一台です。

名称 MXR M102 Dynacomp
価格 19,800円(税込)
サイズ 59(W)×48(H)×111(D)mm
ノブの数 2
電源方式 9V電池、9V AC/DCアダプター

※2025年7月現在

XOTIC SP Compressor

XOTIC SP Compressor
引用:SP COMPRESSOR – Xotic California

Xotic SP Compressorは、小型ながら幅広いジャンルに対応する高性能アナログ・コンプレッサーです。操作はシンプルで、外部に「BLEND」と「VOLUME」の2ノブ、さらに表面の3段階(Hi/Mid/Lo)切替スイッチによってコンプのかかり方を調整します。

さらに内部には4つのディップスイッチを搭載。アタック/リリース速度や高域ブースト/低域カットなど細かい調節ができます。

名称 XOTIC SP Compressor
価格 22,000円(税込)
サイズ 38(W)×38(H)× 89(D)mm
ノブの数 2
電源方式 9V乾電池、9VDCアダプター

※2025年7月現在

Effects Bakery Plain Bread Compressor

Effects Bakery Plain Bread Compressor
引用:Effects Bakery Plain Bread Compressor

手のひらサイズのかわいらしい筐体に、本格的なナチュラルコンプレッションを詰め込んだエフェクターです。コストパフォーマンスが高く、5,000円台という驚きの低価格を実現。

ローノイズ設計でクリーントーンを整え、サステインも自然に伸ばします。操作も簡単で、エフェクター初心者にも扱いやすいVOL/TONE/COMPの3ノブ仕様です。

「コンプレッサーを試してみたいけど高価で手が出しづらい…」という方にも最適な一台です。

名称 Effects Bakery Plain Bread Compressor
価格 5,280円(税込)
サイズ 46(W)x93(H)x51(D)mm
ノブの数 3
電源方式 DC9Vセンターマイナスアダプター
※電池使用不可

※2025年7月現在

TC Electronic FORCEFIELD COMPRESSOR

TC Electronic FORCEFIELD COMPRESSOR
引用:TC Electronic FORCEFIELD COMPRESSOR – 株式会社エレクトリ

アナログ設計によるナチュラルなかかり具合が特徴の、初心者から中級者まで扱いやすいコンプレッサーです。クリーントーンを際立たせたいカントリーやファンク、ポップス系プレイヤーに役立ちます。

直感的に操作できる3ノブ構成で、音の粒立ちやサステインを自然に調整できます。手頃な価格で導入しやすく、エントリーモデルとしても優秀です。

名称 TC Electronic FORCEFIELD COMPRESSOR
価格 5,500円(税込)
サイズ 74(W)x58(H)x132(D)mm
ノブの数 3
電源方式 9V乾電池、9V センターマイナス10mAアダプター

※2025年7月現在

PROVIDENCE VLC-1 VELVET COMP

PROVIDENCE VLC-1 VELVET COMP
引用:PROVIDENCE | GTR PEDALS 2

温かく滑らかなトーンが特徴的なビンテージスタイルのアナログコンプレッサーペダルです。Sustain、Attack、Levelの3つのノブで直感的に操作でき、サスティーンやアタックを調整できます。

トゥルーバイパス設計により、ペダルをオフにしても原音を損なわず、クリアなシグナルを維持。実売価格も2万円以内と手頃で、初めてコンプレッサーを購入する方にもおすすめです。

名称 PROVIDENCE VLC-1 VELVET COMP
価格 オープン価格
サイズ 72(W)×50(H)×115(D)mm
ノブの数 3
電源方式 9V電池、9VACアダプター

※2025年7月現在

コンプレッサーの使い方

コンプレッサーを使う際は、それぞれのノブの役割を理解しましょう。多くのコンプレッサーは3つのノブを採用していることが多く、それぞれの役割は下記の通りです。

1. Sensitivity(感度)または Sustain(サスティン)
圧縮の強さと反応のしやすさを決めます。右に回すほど弱い音にも反応し、圧縮が強くなります。まずは12時(中央)あたりから試し、必要に応じて調整します。カッティングなど粒立ちを重視したい場合は少し強めにすると効果的です。2. Level(音量)
コンプレッションにより全体の音が小さくなるため、それを補う役割です。
バイパス(オフ)の状態と音量感が揃うように調整しましょう。音が埋もれる場合は少し持ち上げて存在感を出します。3. Attack(アタック) または Tone(トーン)
製品によって異なりますが、Attackでピッキングの立ち上がりの鋭さをコントロールします。早くすると滑らか、遅くするとアタッキーなサウンドになります。

Toneの場合は音の明るさを調整するノブなので、全体の抜けや輪郭を整えるのに使います。

まずはすべてのノブを12時(中央)に設定して音を出し、サウンドを確認しましょう。必要に応じて感度を調整します。

次にLevelで音量を補正します。コンプのかかりすぎで音が不自然な場合は、感度を少し下げましょう。コンプレッサーを使うポイントは「強くかけすぎず、音楽的な自然さを保つ」ことです。

耳でしっかり変化を聴きながら、徐々に設定を詰めていくと失敗しにくいでしょう。

コンプレッサーに関するよくある質問

ここではコンプレッサーに関するよくある質問とその解答を紹介します。

コンプレッサーはエフェクターのどこに置く?

コンプレッサーをつなぐ順番は、なるべく最初の方にするのが基本です。コンプはギター本来の音の強弱を均一に整えるため、歪みや空間系よりも前に置くことで、その後につなぐエフェクターに安定した信号を送れます。

【接続順の例】
ギター → チューナー → ワウ → コンプレッサー → オーバードライブ/ディストーション → イコライザー → モジュレーション系(コーラスなど) → ディレイ/リバーブ → アンプ

ワウやボリュームペダルはコンプより前でも後でも良いですが、前に置くとよりダイナミックな表現が可能です。

コンプレッサーはかけっぱなしでも大丈夫?

コンプレッサーは常にかけっぱなしでも問題ありません。常にかけることで、クリーントーンやカッティングプレイを安定させたり、全体の音を引き締めたりできます。

ただし、設定によっては音のニュアンスが失われて不自然に聴こえやすくなるため、気になる場合や使い分けや設定の見直しをしましょう。

コンプレッサーのデメリットは?

ギターは弾き方によって強弱がつきますが、コンプレッサーを使うと強弱の差が均一になるため、抑揚がつけにくくなります。

また、ゲイン(音量)を持ち上げる効果もあるため、本来目立たないはずのノイズまで増幅される場合があり、演奏中や無音時に「ジー」というヒスノイズが発生する可能性もあります。

さらに、コンプレッサーをかけすぎると音が潰れてしまい、こもったようなサウンドやピッキングのアタック感が失われることもあります。設定によって解決する場合もあるため、気になる人は調整してみてください。

まとめ

コンプレッサーは、音量のばらつきを抑えて演奏を安定させ、サスティンを伸ばす効果もあるエフェクターです。機種によってコンプのかかり方が大きく違うため、今回紹介した内容を参考に自分に合った機種を探してみてはいかがでしょうか。

高価なコンプレッサーの購入を考えているなら、使わなくなったエフェクターを売却して購入資金に充てるのも方法です。アンコールズではコンプレッサーをはじめ、各種エフェクターの買取を実施しています。

査定には一切費用が掛からず無料で利用可能です。1点からでも利用できますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

〉アンコールズについて詳しく見てみる

  • fb
  • twitter
  • line

ギター、エフェクターの
買取をご検討の方はお気軽にご相談ください

送料、キャンセル料、返送料などすべて無料です。

お電話、LINEからもお気軽にお問い合わせ下さい。

お気軽にご相談ください

ENCORES0120-183-920

受付時間:11:00〜20:00