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エレキギターの空間系エフェクター8選!種類や選び方
2025.09.26
2025.09.26
空間系エフェクターとは、ギターの音に残響や反復を加えて、奥行きや広がりを演出するエフェクターの総称です。
リバーブやディレイが代表的で、初心者からプロまで幅広く使われており、ジャンルを問わず用いられるエフェクターです。
空間系エフェクターの導入を考えているのなら、どんな種類があるのか確認しておきましょう。用途や目的、操作性も確認しておくと、自分に合った機種を見つけやすくなります。
今回は空間系エフェクターの種類や選び方、実際におすすめの機種を紹介します。
空間系エフェクターの種類
名称 | サウンドの特徴 | おすすめのジャンルやシーン | 代表的なエフェクター |
リバーブ | 音が空間に広がり、ホールやスタジオの残響を再現。自然な奥行きと立体感を付与。 | バラード、ポップス、アンビエント、ジャズ | BOSS RVシリーズ、Electro-Harmonix Holy Grail、Strymon BigSky |
ディレイ | 原音を遅らせて繰り返す。短い設定で厚み、長い設定で幻想的な空気感を演出。 | ロック、ポストロック、オルタナ、ソロギター | BOSS DDシリーズ、MXR Carbon Copy、TC Electronic Flashback |
空間系エフェクターは大きく分けてリバーブとディレイの2種類があります。それぞれの違いや特徴について詳しく見ていきましょう。
リバーブ
リバーブは、音が壁や天井に反射して生まれる残響を再現するエフェクターです。ギターサウンドに自然な奥行きや広がりを与える効果があります。
また、ホールやスタジオ、教会など、空間ごとの響き方をコントロールできるのも特徴です。クリーントーンに加えれば透明感が増し、歪みサウンドと合わせれば壮大で厚みのある音になります。ジャンルを問わず幅広く使われる基本的な空間系エフェクトです。
ディレイ
ディレイは、入力した音を少し遅らせて繰り返すことで、エコーのような効果を与えるエフェクターです。単純に一度だけ反復させる短いディレイから、何度も繰り返し残響のように消えていくロングディレイまで、多彩な表現が可能です。
使い方も幅広く、ソロに厚みを出したりリズミカルに繰り返したりして、楽曲に独特の雰囲気を加えられます。アナログとデジタルでサウンドのテイストが異なるのも特徴です。
>>エレキギターのおすすめディレイエフェクター15選!アナログとデジタルの違い
空間系エフェクターの選び方
空間系エフェクターを選ぶ際は、下記のポイントをおさえておきましょう。
・用途や目的で選ぶ
・操作性で選ぶ
・サウンドで選ぶ
・ほかの機材との相性で選ぶ
用途や目的で選ぶ
曲全体を自然に広げたいのか、それとも特定のフレーズを印象的に響かせたいのかで適したエフェクターが変わります。
常時かけっぱなしにして雰囲気を整えたいならシンプルなリバーブ系が便利です。ソロやリフで存在感を出したいなら調整幅の広いディレイが活躍します。
また、必要な機能が搭載されているのかもチェックすると迷いにくく、自分の音楽スタイルに合った1台を見つけやすくなります。
操作性で選ぶ
初心者であれば操作が直感的にできるシンプルなモデルがおすすめです。リバーブやディレイは「ミックス」「タイム」「フィードバック」といった基本的なノブだけでも十分に楽しめます。
一方、音作りを細かく追求したい上級者や録音重視のプレイヤーは、多機能で細かい調整が可能なモデルを選ぶと表現の幅が広がります。
ライブ使うのなら操作性の良さも重要になるため、使いやすさを優先するのも方法です。自分のレベルや環境に合わせて選びましょう。
サウンドで選ぶ
リバーブやディレイは、機材によって音の個性が大きく変わります。アナログタイプは温かみのあるナチュラルな質感が特徴で、クラシックロックやブルースなどにおすすめです。
一方、デジタルタイプはクリアで正確な音を再現でき、幅広い設定にも対応できることから、現代的なポップスやインストに向いています。いずれも好みのサウンドキャラクターに合わせて選ぶと、自分らしい音作りにつながります。
ほかの機材との相性で選ぶ
エフェクターは単体の性能だけでなく、ほかの機材と組み合わせるケースがほとんどです。
自分が持っている機材やアンプのキャラクターを踏まえて、相性を確かめながら選ぶと失敗しにくくなります。試奏する際はなるべく近い環境でセッティングするのもおすすめです。
おすすめの空間系エフェクター8選
ここではおすすめの空間系エフェクターを、リバーブとディレイに分けてそれぞれ紹介します。
おすすめのリバーブ4選
ここではリバーブエフェクターの中でも定番で人気の高い4機種をピックアップしました。
BOSS RV-6 Reverb
BOSS RV-6は、部屋のような響きからホールの幻想的な余韻まで8種類のリバーブを搭載したBOSSの定番エフェクターです。3つのつまみで初心者でも十分に音づくりを行えます。さらにエクスプレッション・ペダル(別売)を接続すれば足元でリアルタイムにリバーブの深さを調整可能です。
TC Electronic HALL OF FAME 2 REVERB
引用:TC Electronic HALL OF FAME 2 REVERB – 株式会社エレクトリ
TC Electronic HALL OF FAME 2 REVERBは、多彩なリバーブと高い拡張性を持つペダルです。TonePrint機能を使えば実際のアーティストの音色を取り込むことが可能です。MASH機能により足元で表現力豊かな操作ができ、Shimmerリバーブも搭載。ステレオ対応で接続性も優れています。
TC Electronic SKYSURFER REVERB
引用:TC Electronic SKYSURFER REVERB – 株式会社エレクトリ
TC Electronic「SKYSURFER REVERB」は、Spring/Plate/Hallの3種のリバーブを搭載した高性能なリバーブペダルです。操作はシンプルな3ノブ構成。原音を損なわないトゥルーバイパス仕様と堅牢な金属製筐体で、音質と耐久性にも優れます。価格も手頃で初めてのリバーブとしてもおすすめです。
STRYMON BigSky
引用:strymon | BigSky | リバーブ・エフェクター | 製品情報
STRYMON BigSky は12種類の高品位リバーブを搭載したマルチリバーブペダルです。高性能SHARCプロセッサーと24bit/96kHz処理により、クリアで奥行きのある音を実現。アナログドライパス設計で原音も損なわず、MIDIやプリセット保存にも対応し多彩な音づくりに対応します。
おすすめのディレイ4選
ここではおすすめのディレイエフェクターを4機種紹介します。
BOSS DD-8 Digital Delay
引用:BOSS – DD-8 | Digital Delay
BOSS DD-8は、多彩な音づくりができる高性能ディレイペダルです。11種類のエフェクトに加え、最大40秒録音できるルーパーも搭載。ギターの音を左右に広げるステレオ出力に対応し、臨場感あるサウンドが楽しめます。ライブでも使いやすい機能が満載です。
BEHRINGER VD400 Vintage Delay
引用:VD400 VINTAGE DELAY – 製品一覧 – ベリンガー公式ホームページ
BEHRINGER VD400は、昔ながらの温かい音が楽しめるアナログディレイペダルです。ディレイタイムは最大300msまで調整でき、細かな調整も3つのつまみで簡単に操作できます。ノイズが少なく、価格も手ごろなため初心者にもおすすめです。
MXR M169 Carbon Copy Analog Delay
引用:MXR® | CARBON COPY® ANALOG DELAY | M169 | モリダイラ楽器
BOSS DM-2Wは、1980年代の名機DM-2をもとにしたアナログ・ディレイです。音に温かみがあり、自然な響きが特徴です。Standardモードでは当時のサウンドを再現し、Customモードではよりクリアで長め(最大800ms)のディレイが楽しめます。表現の幅が広く、使いやすさも抜群です。
TC ELECTRONIC Flashback 2 Delay
引用:TC Electronic | FLASHBACK 2 DELAY エレクトリ オンラインストア
TC ELECTRONIC「Flashback 2 Delay」は、11種類の多彩なディレイを搭載したエフェクターです。感圧式スイッチ「MASH」で足元から音を自在にコントロールでき、アーティストの音作りを再現できるTonePrint機能にも対応。新たに加わった幻想的な“クリスタル”ディレイやルーパー機能も魅力です。
空間系エフェクターに関するよくある質問
ここでは空間系エフェクターに関する質問とその解答を紹介します。
空間系とモジュレーション系の違いは?
空間系はリバーブやディレイのように音を遅らせたり残響を加えることで、ホールやスタジオにいるかのような奥行きや立体感を再現します。
一方モジュレーション系は、音の位相や音量を周期的に揺らし、音自体に動きや厚みを与えるエフェクトです。同じ空間にいながらも「音が揺れる・動く」感覚を演出でき、コーラスやトレモロなどが代表的です。
それぞれ「時間軸で遅延・残響を生むのか(空間系)」と「波形を揺らすのか(モジュレーション系)」で分けられます。
モジュレーション系については下記の記事でも解説しているので、ぜひこちらもご覧ください。
>>モジュレーション系エフェクター10選!種類や選び方、おすすめの機種を紹介
空間系と歪み系の違いは?
空間系は音に残響や反復を加え、ホールやスタジオにいるかのような奥行きや広がりを作り出します。音の環境をシミュレートして立体感を加えるのが特徴で幅広いジャンルで用いられます。
一方、歪み系は音を増幅、歪ませて力強さやサステインを強調するエフェクトです。音の質感を変えてサウンドを前面に押し出します。主にオーバードライブやディストーション、ファズなどが代表的です。
歪み系エフェクターについてはこちらの記事もご覧ください。
>>エレキギターの歪み系エフェクター6選!歪みの種類や選び方も解説
空間系エフェクターをつなぐ順番は?
空間系エフェクターは、基本的に最後に配置するのが一般的です。完成した音に残響や反復を加えることで、自然で聴きやすい広がりを得られます。
そのため、下記のような順番でつなげましょう。
歪み系 → モジュレーション系 →空間系 |
また、同じ空間系でも、ディレイ → リバーブの順番で通すと、サウンドをまとめやすくなります。逆に「リバーブ → ディレイ」とすると残響が繰り返されるため、幻想的で独特なサウンドになります。
基本は王道の順番でつなぎつつ、好みに応じて入れ替えてみるのもおすすめです。
まとめ
ギターのサウンドに残響や存在感を与えてくれる空間系エフェクターは、主にリバーブとディレイの2種類に分けられます。それぞれ役割や効果が異なるため、種類や目的を確認したうえで選びましょう。
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「encores」のAry(アリー)です。
アコギ歴20年越え!
ローズウッドの香りが大好物で、よくサウンドホールに顔を埋めております。